2012年1月27日金曜日

「ストーンズを嫌いな奴は信じない。世界中の誰だって。」(加藤和彦)

ここのブログ、ステマやから、気をつけるように・・。ホメてあるから云うて、おんなじことしたら、アカン。だって、ステマだもん。しかし、ステマって何?

最近は、「廻る寿司」に開眼した。
あの手の店のキライなところは、たらふく喰ったと思っても1時間も経てば、ネタが小さくてすぐ消化してしまうから、再び「旨い寿司食いてぇ!」となるのである。
しかし、ある日、どうしても、他に店が無く、しゃあないから、入ったら、そこで、「開眼」してしまった。かけうどん、130円だったのだ!!!

その日以来、「廻る寿司」には、「ウドン」を喰いに行くと思っている、ちゅうか、最も安いウドン屋を見つけた感が強い。某店では、平日はかけうどん。130円で、恐るべきことに、どこの立ち食いそば屋より安いのだ。もちろん、店によって違うが、それでも、230円とかである。
しかも、2杯目、おかわりしても、パネルに注文、極めて自然にくるくる回ってくる。
うどん、たらふく喰って、そいでも、腹が減ってたら、おかずとして、寿司を食えばいいのである。それこそ、立ち食いそば屋風に。
吉野家には、紅しょうがを喰いに行くつもりで行って、紅生姜の「薬味」として、牛丼を喰うというパターンに似ている。

ちゅうことで、今日は「寿司」を喰いたかったから、久々に、垂水の「増田屋」行って、寿司を喰った。ネタだけで口の中でいっぱい、ちゅうのが、至福。


ロックのアルバムの感想文。もっともらしいこと書こうとしても、書けへんので、感想だらだら垂れ流すことにする。

ローリング・ストーンズ「女たち」、ザ・フー「四重人格」聴く。英Amazonで各10ポンド強、送料込みで25ポンドほど。




共に、CD二枚組の「デラックス・エディション」。両方共、もっと高い「スーパー・デラックス・エディション」が出ている、こういう売り方、今のロックの流行りみたい。フツーに出して、次にリマスター盤が3年おきぐらいに出て、そのうち、DVDオーディオ盤、SACD盤が出て、さすがに、こういう未発表曲が入ったデラックス・エディション出て、これで、終わりかな、と思うと、モノラール盤が出て(無かった筈のマスターテープが発見されたりする)、アナログ盤に近いリミックス盤が出る。トドメに全アルバム集めたボックスだ。そいで、それら全部集めたところで、ミック・ジャガーやピート・タウンゼントと握手一つできるわけじゃなし、握手券入ってたところで、ミック・ジャガーやキース・リチャーズやピート・タウンゼントやロジャー・ダルトリーも、男の上、しかも、単なる老人である。そういう意味では、秋元某なんか良心的である。まさに、グレート・ロックンロール・スウィンドル!

「四重人格」は昨年アナログ引っ張り出してゴンゴンに聴いた(ちゅうても、曲がムダに長いんで、おいしいとこだけ、聴くというアナログならではの聴き方)んで、久々にALBUM通しで聴いた。
わりとスカッとしたが、やはり、一曲が長すぎ、短いバージョン作ったら、愛聴盤にしてもええ。

あと、オレが最初に聴いたのは、高校時代で、当時好きだったキンクスがらみで、初期のいくつかの曲が好きになり、そいで出たばかりの「四重人格」を手に入れてみた。映画「さらば青春の光」観る前なので、「とっかかり」を探すのが、苦労した思い出がある。当時は、ザ・フーはビーチボーイズと並んで「どないしても、日本では売れない」グループだったので、ロック好きの友人に貸してもたいてい翌日返ってきて、「難解やなあ」で終ってしまった。ヘタしたら、「プログレ」と思ってたかもしれん。

当時、モッズなんか、知りもしない。福田一郎氏のライナーと物語を和訳したヤツと例の写真集と首っ引きで、聴いたのだが、やっぱし「曲、長すぎるわ」という感想に終わった。
80年代初頭、映画「さらば青春の光」観て、ようやっと、「あーこーゆーことだったんだ」と思った。スティング目当てに観に行ったのだが。

ローリング・ストーンズの「女たち」、めっちゃ、疲れる。なんでか知らんが、昔からオレはミック・ジャガーの声が苦手で、イントロのカッコ良さに惹かれるものの、ヴォーカル入ると、途端に冷めてしまう。サティスファクションや19回目の神経衰弱やジャンピング・ジャック・フラッシュですらそうである。
かろうじて、女性コーラスの入った「ギミーシェルター」「悪魔を憐れむ歌」や、この「女たち」や「エモーショナル・レスキュー」あたりが、かろうじて、受け付ける、というアリサマだ。あ、「ダンディライオン」とかも好きだ。しかし、なんで、ミック・ジャガーみたいなヤツをヴォーカルにしているのだろう???不思議である。

「女たち」デラックス・エディション、未発表曲として、クローディーヌ・ロンジェのことを歌った「クローディーヌ」やらが入っているが・・・・。今のオレはストーンズから2000光年の彼方におることを確認した。

ジャケットはフツーの印刷だったが、アナログはフィジカル・グラフティみたいに、イロイロ遊べるジャケットだったような気がするが。今のオレはストーンズから2000光年の彼方におるもんで。


「ストーンズを嫌いな奴は信じない。世界中の誰だって。」(加藤和彦)

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