2007年8月3日金曜日

細いナイフを光らせて、憎い男を待っていた

今日のNHKのプライム10は阿久悠(http://ja.wikipedia.org/wiki/阿久悠)。曲名は知らんし歌手が誰かも知らないが、曲や歌詞が強烈に残っている曲が多いのでびっくりする。
 
 ひょっとしたら、60年代末期の激動期、一番、ウチの国で「革命的」変化が起き、しかも、成功したんは、歌謡曲ではなかったんか、と思ったりする。

 阿久悠氏が亡くなって、実は、オレも大それたことに阿久悠について、書いたろと思たのだが、iTunesのオレのライブラリに、ジュリーのヤツはたった一曲「勝手にしやがれ」、ピンクレディも二曲あることはあるが、よりによって、「波乗りパイレーツのシングルB面」と「AMENIC-逆回転のシネマ」というどマイナーなありさま。石川さゆりや都はるみに至っては痕跡すらない。
 
 まあ、ジュリーにしてもピンクレディにしても、歌謡曲全盛の70年代という時代、旬の歌手の旬の曲というものは、オレの好き嫌いなどお構いなしに、また、こちらが一度たりとも積極的に聴こうとしなくとも、ありとあらゆるところから、信じられない回数聴かされて、力づくで、中に入ってくるもんなのであり、今になっても、そのtoo much感はぬぐえていないんであーる。そやからなあ、ジュリーやらピンクレディとかあらためて聴き直すには・・
(以下のリンク先は全部、JASRACの曲データ)。

思わず、かべぎわに寝返り打って、着ては貰えぬセーターを寒さこらえてあみながら、どんな嘘をついてやろうかと考えとるわけだ。手を合わせてみつめるだけで、わかりあえたらいいんだけど。
 
 愛というのじゃないけど、なにか、書きたいもんですな。
 
 ざんげの値打ちもないけれど。スワローズ、勝てる試合はちゃんと勝とうキャンペーン実施中にもかかわらず、負け。

2007年8月2日木曜日

八月二日

  いやはや、えらいことが起きるもんで。ロンドン橋落ちた落ちた落ちた・・・という唄があるが・・・おっと、またフキンシンなこと書きそうだった。合掌。


 ちゅうことで、プロ野球の話が一番無難。まあ、以前よりタイガースの悪口を書きまくっているが、実は、タイガースほど礼儀正しいチームはないのであーる。


 昨日は月替わりのビッグなプレゼント、今日も実は、最後にとっておきのプレゼントを実は用意してくれていたんであーる。それを素直に感謝して、振り逃げのひとつもして、いただいておけば、いいものを、若い田中君に、つい、つい、「遠慮」が出てしまった。それより、ピッチャーがピッチャーが。


阪 神-ヤクルト 14回戦


 と、ここまで、三行書くのに、1時間弱かかっている。荒れ狂った魂を抑えてのポジティブシンキング、というのは、そういうもんである。

 

 試合後、今日も裕次郎の映画観て、この荒ぶる魂を抑えようと思ったが、今日のは、「太平洋ひとりぼっち」ちゅう、ヨットで太平洋横断した堀江青年の実話もの。映画そのものは悪くはないんだが、関西弁の裕次郎というのは、しんどいんで、やんぴ。だいたい、暗黒街での乱闘シーンとかないと、なあ。


 ちゅうことで、しゃあないから、もう、寝ますわ。

 

2007年8月1日水曜日

八月一日

 今日のスワローズは先の民主党並みの強さを珍しく発揮して、勝つ。  ま、今年のスワローズは接戦は弱いがこういう点差が開いたゲームでは、勝つ。あたりまえだが。    さすがは、阪神タイガース、気配りを忘れておらず、今日は、下柳のおかげで、ヘキサゴンを観ることができよかった。  ヘキサゴン、もちろん、めあては、こりゃもう、熊本出身のスザンヌに決まっちょる。あの三人娘のなかでなかなかスジのいい、かわゆいアホさである。里中某はちょっと上昇志向がみえてきて好感度を意識している分弱い。あとヤンキ娘もええんだが、スザンヌの「ことわざ」にあたる得意分野がないだけ、ちょっと笑えるポイントが絞れない。    あと今日は若槻千夏が出ていたが、ヘキサゴンレギュラーメンバーの中でもダントツなのだから、いかにスゴいかわかる。まさに「女王」である。バカ、ちゅうんは、訓練してなれるもんでもマニュアルどおりやったらできるというもんでも、もちろん台本どおりやればいいとか、いうもんでなく、刹那の勝負。  あと、コメントで教えていただいたが、ソニーが  http://www.sonymusicshop.jp/ordermf/fork/001.html  ちゅうやつをやっている。時任三郎とかはええとして、ヤング101やら、弘田三枝子ははずせませんね。  それよりなにより、ソニー、ごちゃごちゃ云わんと、とっとと、iTunes Music Storeへ曲出さんかい。

ジェファーソン・エアプレインの「Feel So Good」is Good

  さて、こっから、強引に音楽ネタに持っていくわけだが、こういう気分のいい時は、何故か、ジェファーソン・エアプレインの「Feel so Good」を聴きたくなるわけだ。
 
 ジェファーソン・エアプレインちゅうと、もう、60年代後半、(ジャニス・ジョプリンより美人な)グレース・リック絶叫につぐ絶叫と、あと、ウェストコースト、ヒッピー、反戦、反体制、サイケデリックで、曲といえば、小川知子もカヴァーした「Somebody To Love」や「シュールリアリスティック・ピロー」であり、「ヴォランティアーズ」なのかもしれんが、オレにとっては、その暑苦しさ、そのメッセージ性やらその政治性、その変に確定してしまったポジションが鬱陶しく、音楽として一番好きなのは、



 という、1972年に出たライブ盤の中の「Feel So Good」に尽きる。

 これは、電気ヴァイオリン・・えーっと誰だっけ、パパ・ジョン・クリーチちゅう名前やったと思うんだが、もう、ひょろひょろひょろびるびるびるちゅう感じで縦横無尽にヴァイオリンの音がとびまくって、スゴいんである。

 このライブでのインプロビゼーションちゅうんですか、めっちゃ長いけど、気持ち、ええんだ。これが。
 オレ自身、ロックが嫌いな要因の一つとして、この長い、楽器のかけあいとかあるんだが、これは別、やっぱ、電気バイオリンの音は気持ちええ。
 
 YouTubeで探したが、60年代のヤツばっかでようやっと、「Bark」ちゅうアルバムからのPretty As You Feelという曲がみつかった。けっこう、メローな曲で、パパ・ジョン・クリーチの電気バイオリンが、もう、サキソフォン的にむせび泣くように使われとる。


2007年7月31日火曜日

七月三十一日

  午後は空いているんで、クルマで三宮界隈。

 帰り、メガマック喰う。ありがたいことにいつのまにやら、また、復活しとった。


 スワローズ、負けてはいけないチームに負けてしまう。

 明日のスポーツ紙見るもんのことも少しは考えていただきたい。

 

 ああ、この気持ちどうしてくれようと、チャンネルがちゃがちゃ回しとったら、またも、裕次郎「嵐を呼ぶ男」。

 昨夜の「狂った果実」のようにちょっとややこしい作品ではなく、掛け値なしで愉快痛快奇々怪々(どこが奇々怪々か、わからんが一応つけたしとく)の「嵐を呼ぶ男」だぜ。

 いいねぇ。


 しかし、今日も音楽ネタに持っていけなかったが、感想文書いたろか、と思てるアルバムやら曲やら溜まっとる。強引に書かなあかんな。

2007年7月30日月曜日

七月三十日

  今日は晴れたものの、なんか、南風が涼しく、いや、涼しいどころか冷たいぐらいでした。

 

 あーもー選挙後の番組はどーしてこーも似たようなヤツばっかなんか、わからん。

 おっさんの党の大物に、怒鳴られ、赤いスーツの姉ちゃんが泣きながら頭下げてるシーン、もう、見飽きた。


 ちゅうことで、チャンネルかちゃかちゃ廻すと、BSで「狂った果実」(1956年日活 監督中平康 石原裕次郎北原三枝津川雅彦)やってたんで、観る。

 魂が浄化されるわぁ。

 まあ、魂が浄化されるも何も数ヶ月前アマゾンでリミテッドエディション半額で買ったところだが。ま、何度でも、観ても、エエもんはエエ。

 伝説では裕次郎は、まだまだ現役の不良だったので、映画中のセリフは不良の仲間内で使っているのをそのまんまのノリだったらしい。

 

 そいで、「狂った果実」の動画無いかなぁ、と、YouTubeさがしてたら、あることはあったが、ちょっとちゃうねん。


 例によって例の如く、You Tubeを誘惑に狩られるままあれやこれやみてたら、何故か、キンクスのヴィレッジグリーン・プリザベーション・ソサエティを見つけてしまう。1973年のヤツというと、ほぼアルバムで出たのと同時期か。


 

 キンクスちゅうんは、60年代のロックグループで、まあ、ビートルズを讀賣ジャイアンツとするなら、ストーンズは阪神タイガースとなり、つまり、東京ヤクルトスワローズにあたるグループと云えましょう。

 

心地よい脱力感

  昨日の分、スワローズのこと書くの忘れてた。天にも見放されてしもた。

 一昨日の分も・・・と思ってたら、同じ事思った方がおられ、まさに。


切込隊長BLOG(ブログ) - ヤクルト古田監督のクソ采配炸裂に心地よい脱力感を覚える


 ほぼ、同感である。

 ただ、オレの場合、まだまだ、「心地よい脱力感」まで行かず、もわもわとしたもんが残るが、それは修行が足りない故。

 今季、いや昨年から、スワローズファンにとってはタブー条項をズバリ、書いていただいとる。

 実は、オレのひいきにしとるチームの監督とウチの国の首相、采配がメチャクチャな点において、なんか似ているような気がしとる。変に今の首相にときおりオレが同情的なのは、こういうことが遠因として考えられる。


 オールスター後、スワローズがらみのニュースで唯一「良い」ニュースが


ヤクルト宮出が長女誕生に満面の笑み - 野球ニュース : nikkansports.com<br />

 

ちゅうんだから、もうちょいなんとか。

 名選手、名監督ならず・・・か。

2007年7月29日日曜日

七月二十九日

  ま、ほんのちょっぴり続いた「政治」の時代は終わり、これから、またも、政争のみで10年ぐらい費やすような気がしている。新しい「空白の10年」の始まりだろう。


 金の量が決まっており、しかも、それが増えっこないとわかっているのに、どんなにうまいことしても、誰かがワリを喰うのわかりきっていることなのに・・・知らないっっと。しかも、今後、団塊の世代がリタイアし、税金納めてた膨大な人が食いつぶす側に廻るんやから。


 

 というわけで選挙に行った。上のようなことわかっていても、比例区では自民党に入れなかった。大臣の選び方が下手すぎるわ。で、どマイナーなとこへ入れたった。まあ、捨て票ですな。


 ま、オレもこいで、政治には再び、無関心モードに入ることにする。


 投票を近所の幼稚園で済ました後、JR須磨駅まで歩いて、元町まで。


 久々に高架下、ひやかしたろか、と思ったが、夏休みの日曜日。人だらけだと、あの狭さ、歩きにくくてしゃあないと思い、東口から北上、鯉川筋から東へ、トアウェストの汎高架下風ショップをいくつか冷やかし、食いもん屋、寄ったりしなかったのだが、いくつか、チェックしとく。トアロードを経てハンズ、生田筋から南下、センター街と。何故か、三宮センター街歩いとると、途中で南下しジョイントまで行ってしまうのは、中学生の頃からの、条件反射。ジョイント、閉店セールやってた。え、あれ? ジョイントまで、無くなってしまうのか。

 

 TSUTAYA寄って、関根恵子や渥美マリの大映時代の作品あったんで、いくつか借りてみる。大映で増村保造やから・・。

2007年7月27日金曜日

七月二十七日

 夏まっさかり。早くも夏バテ。脳みそが気化してます。  金がないときに限って、5年ぶりぐらいに、時計の電池が切れ、数千円かかるんはエエとして、G-Shockやさかい、ややこしい作業が入るのか、2,3週間も預けなアカンねん。そいじゃアカンので、新しいの買ってしまう。さすがに今度はソーラー電池のにした。  ホンマ、井川、阪神出して、正解やったな。ヤンキーズにしてみたら、ペピトーンとかトマソンみたいな感じ?  ようやっと、スワローズ、勝つ。石井弘寿五十嵐抜きだとこういう勝ち方しかできないんが辛いところ。吉川とか高井とかガンバってはおるんだが。エエのぉ、抑え3人もおるとこは。  ニュースはニュースで、またも、二重計上がバレて、リンチいやもうイジメ状態。何億ちょろまかしたんやろか、と、その額を見たら、郵便局発行のハガキか封書かしらんが、郵便費、6万と15万や。20万程度。二重やから、二倍しても40万ほど。セコいわ。アカンことはアカン。そやけどなあ・・。  ま、一つ云えるのは、こういうセコい額の不正がバレちゃう程度の人というか人たちというか、そういう人たちが集まった団体に、誰かさんお好きな「謀略」をやる能力はないちゅうことやね。あ、そうか、「政治」そのものもでけへんか(選挙前なので、えらい気をつかって書きました)。    うーん。  今回の選挙、前の郵政民営化衆院選挙より明らかに「異常さ」を感じまくっているんだが、どーせ、オレだけなんだろう。ま、ええわ。みんな増税と年金の怒りでどうかなっちゃったとしか思えない。選挙終わってクールダウンしたら、なにしとったんやろ、ちゅうことになるんだろう。  須磨駅周辺はマンションラッシュ。しかし、ワケのわからん横文字の名前ばっか。  ハーバーランドでは、ホテルオータニが撤退するにもかかわらず、新しいホテルがぼこぼこできるらしい。 神戸港にホテル建設 半径700メートルに6館競合
 神戸の住民なら、これがどんだけケッタイな事態か、わかるはず。  なんかなぁ、またも、バブルの時の変な匂いが漂う。  こいで、この景気が終わったら、またもや、廃墟の山と多大な借金というか不良債権だけが残るんだろうか。    ウチの国は金持ったらロクなことしよらへん、ちゅうか、金持ちほど、視野狭窄に陥ってしもて、なんか、安全な方向へ安全な方向へ行ってるつもりが、ドブへぼとん、ちゅう感じやからなあ。  あかん、もう夏バテしとるみたいで、考えが悲観的になっとる。    

2007年7月26日木曜日

七月二十六日

 結局、昨夜から始めたiTunesの音楽データの移行、朝になっても終わっておらず、それどころか、ハードディスクが不調なのか、フリーズしてた。最悪やねん。

 晴れ。いつのまにか、夏真っ盛り。昨日はさほど湿度が高くなかったからか。

 午後、再び、データ移行を開始して、JRで垂水へ。さすがに、須磨駅、おそらく、夏休み前「今年の夏ははじけたるでぇ」と決心したであろう青少年諸君たちでいっぱい。女子諸君はもう水着すれすれのファッションなのだが、いかにも汗臭そうで「はじけ」モード突入しまくっているのがありありで、逆に仕事中なのだろうスーツ姿の女性の方に惹かれてしまう。

 梅雨が明けたんで、駅前の増田屋でランチにぎり。
 いつも、ランチ食ってから、お好みで追加注文したんでぇとオレもオレなりに決心して入るわけだが、にぎり10ヶのランチ喰って、赤だしをすすり、お茶を飲む頃には、満腹感を覚え、注文する気がなくなる。今日もそのパターン。

 久しぶりに本屋を2軒、ハシゴする。まあ、暑い日は本屋とかレコ屋のクーラーで涼むんが一番。

 オレの仮想敵、団塊の世代。それに関する本、かなり多い。立ち読みする。
 

ビートたけしと「団塊」アナキズム (集英社新書) 


 余裕のある時、上の2冊は買うかも知れん。タイトルに「ビートたけし」がついてなかったら、即買ってたのだが。ビッグネームに頼る、こおゆうスケベっぽい手法はもうやめたらどないか。経験則として、たけしや村上龍や坂本龍一を表紙やタイトルに使った雑誌や書籍はたいてい、つまらん。

 まあ、連中が、当時、古くさい、ダサい(当時はそんな言葉はなかったが)、「革命的」でない、とぽいぽい、投げ捨てていったもんを、一つ一つ拾っては磨きピカピカにして大事にしたる(団塊の世代がキライやいうて、個人的には怨みつらみはございませんが・・・ただ、会社じゃ連中がごちゃごちゃおったんで、上がつかえてて、確かに苦労しましたが)が後の世代であるワシらのブルース。

 そんな悠長なこというてる場合ではなかった。

 その後、三宮行って、帰ってきても、iTunesのデータ移行まだ終わっておらず、ヤクルトが広島に逆転負けした頃、ようやっと終わった。10時間ですな。

 

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