2018年12月24日月曜日
12月24日
レゲエがユネスコ文化遺産になったそうで、よかった、よかった。
レゲエ音楽が「不平等や抵抗、愛、人間性の問題に関する国際的な議論に貢献している事実には、知性に訴えるものであると同時に、社会政治的、感覚的、精神的な要素が持つ原動力がはっきりと表れている」と評価した。
まずは、めでたい。よかったよかった。
ただ、オレの場合、好きなのは、「文化遺産」ではなく、あくまでも、生きた音楽、これからも、絶えず進化しているジャマイカの音楽が好きなので、このもっともらしいけど、よく読むと何のことかわからん、けど、わかったような顔したら、カシコに見られるかもしれん、この「評価」。
オレも弱いアホな人間なので、つい、「知性に訴えられた」ふりして、カシコに見られたくなったので、あわてて、アドミラル・ベイリー「プナニ−」「ツー・イヤーズ・オールド」、Buju Banton「Boom Bye Bye」マックス・ロメオ「ウェット・ドリーム」、イエローマンの「モーニング・ライド」、フィリス・ディロン「Don't Touch Me Tomato」、ノーラ・ディーン「Barbwire」、とか聴いて、「ユネスコ文化遺産」という「神棚」に祀り上げられたジャマイカの音楽を「こっち」まで、引きずり落とし、いつもの位置に戻した。
遺産・・・まだ死んでもないのに、これからの人類に残すなんてもったいないことできるかいな!オレは消費しきってやる。世界のみなさんは、ユネスコ文化遺産として、なまはげ同様、後世のお子たちに伝えてあげて、くださいな。
一つの楽曲(リディムトラック)を、何年にも何十年にも渡って、たくさんの才能と、たくさんのアイディアによって、進化させたり退化させたりして、その楽曲を楽しみ続ける、そしてその進化させたり退化させたりは、その楽曲が好きな世界中の誰でも参加していい・・・この凄さだけで十分だと思う。・・あ、ユネスコ、アイランド時代のボブ・マーリィしか聴いてないのかも・・。信用でけん。ユネスコに寄付せんとこ。リベラルはだから、キライやねん。
サッタ・マサガナという、辛気臭く地味で、それでいて、その辛気臭さ、地味さがたまらなくなってしまう曲があるが、そのリディムトラックを使った、 Beverly Bailey - I Was In Love(1979)にどハマリする。Beverly Bailey なんか知らない歌手だけど、エエやん。この曲、クルマでちょっと大きめの音で聴いてると、ヴォーカルが大音量の低音のベースラインに隠れるため、ヴォーカルに集中せざる得ず、ともすれば、か細く聞こえるヴォーカル追って聴いてると、これまた非常に気持ちエエんやなぁ。