このところ、「太平記」を読んでいる。古文ほとんどバカなので、読むのに時間がかかるんは仕方ないが、ようやっと、後醍醐天皇が隠岐に流され、オモロくなってきたなと思った瞬間、呉王夫差、越王勾践、范蠡、西施の中国春秋時代の世界になってしもうて、それまで、数ページ読んでは熟睡だったのが、数行読んでは熟睡の世界になってしもうた。そいで、ようやっと、その世界を抜けたのであるが、(つまり、北条幕府は後醍醐天皇を隠岐に流すという中途半端なことせずに・・・)ということを云いたいのだろうか、と畏れ多くも畏くも、つい、つい、思ってしまった。もし、そうなっていたら、南北朝の混乱は続かなかった筈・・・神戸の育ちなんで、もちろん、基本的に、楠公さんびいき、南朝びいきなんであるが。
前回、クリームやらの長い曲、聴いて悪口書いてやろうと思いつつも、途中でやんぴした。
元クリームのジャック・ブルースが亡くなった。
元「クリーム」メンバー、ジャック・ブルースさん死去:朝日新聞デジタル: " ジャック・ブルースさん(英ロックバンド・クリームのメンバー)が25日、長い闘病生活の末、英東部サフォークの自宅で死去、71歳。
1966年にクリームをエリック・クラプトンらと結成し、ボーカルやベースなどを担当、作曲も手がけた。68年の解散までに世界でのアルバム売り上げは約3500万枚に及んだ。(ロンドン=AFP時事)"
クリーム、あんな音、「が」、というかあんな音、「だからこそ」、か、わからんが、そいとも朝日新聞ソースだから例の捏造かもしれんが、3500万枚も売れたんである。どう考えても、売りすぎだろう。売れすぎだろう。
オレは、ロック聴きだして、まだ数枚しかレコード持っていない時代、ビートルズ以外のレコードようやっと、興味が出てきた時分、名盤名盤名盤という評判に従って、「クリームの素晴らしき世界」、クソ高い2枚組、買って、ヒドい目にあったことがある。まあ、中学生か高校入りたてあたり、こちらもバカであったが、こんなクソアルバムを「名盤」と言立て、いたいけな中学生に16分もある「Spoonful」や「Toad」、黙ってステレオの前で聴かせようというのは、どう考えても、犯罪であろう(70年代半ばの話です)。
まあ、だからこそ、1968年、全世界的に学生運動がなぜか、盛り上がったんは、クリームの「68年の解散までに世界でのアルバム売り上げは約3500万枚に及んだ」せいかもしれん。ええもんじゃないもん、むりやり、ええもんと信じ込もうとするとロクな結果にはなりまへん。当時の3500万人、よほど、腹がたったんだろう。
反論のある方は、「Wheels of fire」の「Toad」を、今すぐ、5回以上聴き直してから、にしてくれ。
以上をもって故ジャック・ブルース氏への追悼に変えさせていただきます。