スワローズ、今日は負け。なんか、疲れているみたいだ。でも、まあ、調子ノリまくっとる阪神タイガースも負けてくれたので良しとせなアカン。
アイドリング!!!の4htライブDVDの感想を書こうと思って、観かえしていたりしたのだが、感想を書くために観ているということを忘れ、ひたすら、爆笑と涙のケッタイな世界についひきこまれて、しまう。そして、ふと、気がついてみると、お目当ての小泉瑠美だけじゃなく、他の16人も、惚れてしまいそうになるぐらい、「いい娘だね」状態しとることに気がつくのである。なんなんだ、この世界は・・・。
てなこと云うていたら、とうとう、小松左京氏の訃報が。
ワシら世代は非常に贅沢な世代で、中学時代、ちょうど、小松左京、星新一、筒井康隆ら日本SF作家の最盛期であったため、本当にしあわせだった。手当たり次第、何せ、読めども読めども尽きることない、いや尽きるどころか、ほぼ毎月新刊が出ており、しかも、どれもこれもが刺激的。まさに、ついにお菓子の家を見つけたヘンゼルとグレーテル状態であったといえるだろう。
当時、読んだ小松左京の影響は、現在なお強烈に残っており、例えば、湊川神社の前を通るたんびに、「本邦東西朝縁起書」を思い出し、オレもいざ檄が飛べば湊川神社に籠もって南朝再興のため、決起せなあかんなあ、とか、環状線で京橋で降りるたんびに、アパッチ族の後裔としか思えない方々を探し、OBPに行けば地面を掘り起こしたくなる、最近めっきり老け始めた父親をみて、「地には平和を」状態にならんことを祈り、夜、国道43号線芦屋付近をクルマで通るたんびに「くだんのはは」を思い出しクルマの窓を開けて耳を澄まし、ちょっぴり恐怖してみたりする(なにせ、小松左京の著書は膨大なので、なんぼでも書けるんで、ここまで)。
まあ、それよりなによりも、なにもかも、味噌でもクソでも宇宙でもお茶漬けでも、ともかく、同一線上にして、並べてみる・・・という小松左京氏の基本的なアプローチの仕方は、小松左京氏と比べるのもアホらしいぐらいアホで記憶力が悪く、しかも、知識量が皆無に近いオレでも、染みついているみたいで、ずーーーっと、苦労しとる。
あたりまえだ、「お菓子の家」 で調子ノってお菓子喰っていたら、「魔法使い」にヒドい目にあわされるのである。
小松左京氏逝去、享年80。合掌。