昨日は久々にタワーレコードに行って、あれやこれや。ジャックス40周年記念ボックス(LEGEND 40周年記念ボックス" (ジャックス))、買ってしもうたがな。高かったし、ほとんどの音源持っているのだが。そいでも、やっぱ、「新鮮」であった。
オレの音楽嗜好は、ジャックスに始まりジャックスに終わる・・・このところのオレの昭和歌謡のめり込み現象は、明らかにジャックスっぽいものをカルトGSやら60年代の昭和歌謡の中に発見してきたからだと思う。ま、そんなことはどーでもえーが。
今日の朝はすごく寒かった。雪がうっすらつもっていた。冬ですなぁ。
この前、由紀さおりの「夜明けのスキャット」という彼女のファーストアルバムの再発のこと書いたが、あのアルバムに入っていた「白い恋人たち」にまたはまってしもて、オリジナルのサントラとか伊集加代のスキャットもんとか、いろいろ聴いているうちに、またもトンデモ無いもん見つけてしもた。
まあ、原曲は知っている人は知っとるだろうが、1968年フランスで行われた冬季オリンピック記録映画のメインテーマ曲、これを、さすがフランス人やのぉ、「男と女」のクロード・ルーシェ監督がやっとる。DVD買う気になったが、日本盤はとっくに廃盤、例によって、中古はスゴい高くなっている。 例によってYouTubeにあったオリジナル。
で、iTunesのオレの中にザ・ピーナッツの「白い恋人たち」があった。日本のシャンソンというコンピに入っていたのであるが、聴いたことすら忘れていた。で、聴いた。吃驚仰天した。
なんと日本語歌詞付きなのだ。
過ぎていくのね 愛の命も 白く輝く雪が やがて溶けるように はかなく消えた きのうの夢の あとに残るは ただ冷たい涙ばかり あなたのいないうつろな夜は 死んだみたいな心 ひとりぼっちの虚しい朝は 生きることがつらい 過ぎていくのね 恋の月日も 炎は燃えて白い灰になってしまう ひとりぼっちの虚しい朝は 生きることがつらい 過ぎていくのね 恋の月日も 炎は燃えて白い灰になってしまう けれど二人は命の限り忘れはしない 愛しあったあのしあわせ (作曲:Francis Lai訳詞 永田文夫・・・ただオレの聞き取りのため、不正確のことがあります)
この歌詞、どう解釈しても、まあ、別れた恋人に対するあれやこれやで、原詩も訳詞通りとするなら、わざと冬季オリンピックの記録映画にこういうの持ってくるとは、まあ、おフランスらしい。まあ、どうせフランス語なんかわからんし。
さて、ザ・ピーナッツというとてつもない実力を持ったお姉さん方にかかると、この日本語歌詞は、途端にリアリティを持ち始め、フランシス・レイのサントラで抱いていたイメージが、今、聴くたんびにこの日本語歌詞の世界へ次から次へと更新されていくワケである。不思議な感覚?、不思議な快感である。
まあ、40年間、耳タコになるぐらい、ボーリング場喫茶店その他のBGMや何気なくつけたラジオ等で、数え切れないぐらい聴いたこの「白い恋人たち」だが、どんどん、新鮮なってきこえていくわけであーる。
「白い恋人たち」の映画の中古DVD,とても高いし、頼みのアメリカ盤すら廃盤みたいな状況、しかし、手に入れたら、このテーマがかかる場面、全部、ザ・ピーナッツの日本語歌詞版に変えて 、観たい、そんな気がしている(ちなみにオレは映画そのものは観たことがありません)。
ザ・ピーナッツの「白い恋人たち」の入ったアルバム、おお、四月にアルバムが再発になるみたいである。
"華麗なるフランシス・レイ・サウンド!~ザ・ピーナッツ最新映画主題歌を歌う" (ザ・ピーナッツ)
おお!ザ・ピーナッツの「白い恋人たち」こと書いている方がおられた!・・・世の中ひろい、わかってる人はわかってらっしゃるもんである。例によってオレのあさはかぶりに自己嫌悪、しもた、書く前に見つけておけばよかった。ザ・ピーナッツ・レコード随想 白い恋人たち