2007年10月30日火曜日

タイガースをキライなヤツは信じない、誰だって。2007/10/30 23:31

「ストーンズを嫌いな奴は 信じない。世界中の誰だって。」加藤和彦。
「タイガースを嫌いな奴は信じない。世界中の誰だって。」tko。


 ・・・アカンアカン、阪神タイガース、オレは嫌いや。まあ、GSのタイガースちゅうことで。



 ようやっと、東宝GS映画ボックスが来て、ちょぼちょぼ観よか、と思てたら、つい・・・。タイガースの「世界はボクらを待っている」を観てしまう。もちろん、初めてではないのだが、放送と違ってディテール確認とかできるんで、つい・・・。そいで、あかんがな、はまってもたがな。もう、3度目観てるわ。

ザ・タイガース

 ここまで、アホ(アホはオレのボキャブラリの中で最高のほめ言葉である)に徹底しとるとは!すばらしい!


写真見てみ。幼稚園に慰問に行ってるんじゃないねん。あの名曲「花の首飾り」歌いながら、一緒に踊りながら、例の、少女が白鳥(しらとり)になった悲しい場面をあらわしとるねん。ぶっ飛ぶぞ。



 確かにかなりクサい、いやクサ過ぎると云って良いだろう。しかし、今日日のミュージッシャンの決まり文句、「パワーをもらってありがとう」やら前向き礼賛とか、どこぞの悪い宗教もしくはタチの悪い催眠商法みたいな上から目線の説教クサさは、どこさがしても、一切ない。



 男がやる宝塚歌劇というか、江戸歌舞伎特有の悪趣味さとか、日本のアホな文化がすべてつめこまれてるとんでもないもんや。ここまで徹底していると、「ロック」なんかタカが単に英国や米国の白人が黒人の音楽パクって金儲けする手段だけの薄っぺらいもんにしかみえん。しょーもないこと、本気で堂々とやったら、カッコええんじゃ。



 まあ、もうちょっとしてから、ちゃんとした感想文書くつもりだったんだが。まあ、エエか。しかし、つくづく、思うのだが、オレもジュリーに生まれたかった・・・。





世界はボクらを待っている

2007年10月28日日曜日

roll over the Beatles

 

故黒沢進氏著「日本GS紀GS編コンプリート」この前、一挙に読んだ。


  オレの場合は、今みたいにある程度、GSもん、聴いてから、読む方が正解であった。
  1964年3月上旬(この速さ!)の「東京ビートルズ」結成、から始まるわけなのだが、もう、最初の一ページ目で、ガーンである。

 「以下は、このCDを聴いたファンからの感想で、自分が最も感動したものである」 として、 

  「ビートルズが日本に紹介された当初、彼らの音楽は雑音としてうけとめられた。その反映である東京ビートルズも当然ながら雑音と云われた。あれから30年、もはや、ビートルズは単なるニューミュージックにしか聞こえないが、東京ビートルズの方はあいかわらず雑音のままである。  どちらが偉大であるか、云うまでもないだろう」(日本ロック紀GS編 コンプリートより引用) 

   そうか・・・!  そうであったのか!!  
 と、いたく納得したものである。 

  オレも不思議に思っていたわけなのである。東京ビートルズ以降、かなり沢山のグループやシンガーが、日本語版ビートルズカヴァーを出しているが、そのどれもが、聴いていて、「エエなあ」(但し70年代初頭まで)なんだが、いざ、オリジナル聴いてみよか、とビートルズのビートルズナンバー聴いても、ピンとこず、なんか、退屈なだけだったんであーる。

   そこんとこ、オレなりにつきつめて考えて、ここで書いたら、オレの場合、多分ビートルズの単なる悪口にしかならず、全世界に億単位でおるビートルズファン、特に、その恐ろしさは、敵に回すと阪神ファンの比ではない(例 http://ja.wikipedia.org/wiki/ビートルズ論争)、で、書かんかった。  

 そうか、「単なるニューミュージック」にきこえていたのか。納得納得大納得、であーる。
  オレも勇気を振り絞って、正直なとこ書こう。 
 イギリスの室蘭みたいな港町出身でドイツくんだりまでどさまわりしていた田舎者臭いビートルズなんかより、花のお江戸の「東京ビートルズ」の方が、ずっとエエぞ!  



 これは4曲しか入っていないが、実はソノシート音源を集めた「 the sound of 1965」というCDも出ていたそうだが、今は廃盤みたい。

  まあ、いろんなコンピレーションがあるが、25曲とたっぷり入っているんで、次の二つ。荒削りながらも勢いの良さ60年代のものが多い前者と、もう、ビートルズが何者かわかってしまい、カヴァーとしての完成度が増した70年代80年代が多い後者。 





「らんちき騒ぎのダンスパーティだ
   羽目を外して踊ろうよ、
 夜の明けるまで」
(「ツイスト・アンド・シャウト」漣健児訳詞)。  

2007年10月26日金曜日

 ええじゃないか、ええじゃないか、あかふくもちはええじゃいか。伊勢のめぇいぶうつ、あっかふくもちはええじゃないか・・合掌。  いっぱいきけて、いっぱいしゃべれる。いっぱいきけて、いっぱいしゃべれる・・・合掌。  しかし、亀田一家は、またも、復活しよった。

2007年10月24日水曜日

「今日を生きよう」考

ネコが笑ってるとこを生まれて初めてみました。ありがとうございます。

 スワローズの新しい監督が高田になり、ますます、スワローズファンは苦難の道を歩まなあかんような気がする。


プロ野球ヤクルトは24日、日本ハムのゼネラルマネジャー(GM)を務めた高田繁氏(62)が次期監督に決まったと発表。 [From ヤクルト監督に高田繁氏決定 3年契約、25日就任会見 | エキサイトニュース]


 広澤はタイガース出身選手のフリしてタイガースのコーチしているし、池山は楽天だ。高井雄平中心に応援しようっと。

 実生活では苦難の道など一億円もろても歩むのはイヤやが、まあ、スワローズ、ちゅうことで。


 オレがCSでは、讀賣応援した(ちゅうても、中継も見ず、勝てばいいなあ、日に二度ほど思った程度)のは他でもない。
 どんな汚い手を使っても、勝ってさえいたら、ごきげんの讀賣が、日本シリーズに出れないとこういう結果が待っているのである。
 

日本シリーズ出場を逃した巨人が、今季限りで3年契約が切れるヤクルトのアレックス・ラミレス外野手(33)の獲得に向け調査を進めていることが21日、明らかになった。 [From 巨人“ラミちゃんゲッツ”しちゃうかも | エキサイトニュース]


 チーム強くするのに、今いる選手をどうやって生かして使うか、とか考えないチームやから、しゃあない。札束にあかしても優勝でけへんこと、まだ、わからん。
 愚痴っとてもしゃあない、まあ、ペタジーニ獲られた時みたいに、夜中、近くの神社行って、丑三参り、すればええことだけどね(ウソでっせ)。

 ともかく、スワローズファンはイバラの道が続こうとも、今日をいきていかなあかんねん。
 
 ここまで、前フリ。
 音楽のサイトですからね、ここは。

 ちょっと前、ラジオでグラス・ルーツの「今日を生きよう」(Let's Live for Today)がかかり、懐かしいなあ、と思って、早速、iTunes Music Storeで購入する。こういう時、便利である。
(歌詞と訳詞もあった! http://www.eigo21.com/03/pops/lvfrtdy.htm

 

 もちろん、テンプターズのカヴァーの方(1967年)が、日本人にとっては、印象深いかもしれん。

 少なくとも、オレの中では鮮烈。だいたい、なかにし礼訳詞(作詞?)、ショーケン(萩原健一のことですわ。)ヴォーカル、どう聴いても、ストレートな前向きな曲ではなく、なんか、女郎と心中しそこなったあげく、なんかとてつもない深刻な修羅場を乗り切った後、ようやっと晴れて「今日を生きよう」ちゅう感じの(オーバーなようだが、いきなり思い入れ過剰に「恋があるなら何もいらない、お前がいれば何もいらない、昨日のことも明日のことも悩むことなく、今ひととき、愛し愛され、今日を生きよう」だもん)

かなり濃度の濃い方が、エエ。
 

 しかし、調べたら、the Rokesというイタリアのバンドのがオリジナルらしい。サンレモ音楽祭で入賞しとる(http://60spunk.m78.com/liveforjp.htm)。調べたら、なんとまあ、You Tubeにあった。
 

 


 こいで、テンプターズの「今日を生きよう」がYou Tubeにあったら、ええんやけどねぇ。


2007年10月22日月曜日

「待ちくたびれた日曜日」考

昨日の遠藤賢司のボックス、CD6枚組と書いたが、ウソでした。CD9枚組+DVD1枚の10枚組。そいで、定価で15000円強だから、極めて、太っ腹。でも、まあ、当分、気分はGSやからなあ。

 ずいぶん、前に買って、いっぺん、何か書いた覚えがあるかもしれんが、錯覚かも知れん(過去ログ、やっぱ、全部載せとかな、逆に面倒かもしれんな)、イタリアの(正確にはちゃうんだが、http://ja.wikipedia.org/wiki/ヴィッキー)歌手で60年代後半、「恋は水色」で一発あてるわけだ。




"恋はみずいろ~ヴィッキー・ベスト・セレクション" (ヴィッキー)



 この中に、「待ちくたびれた日曜日」という日本語歌詞((作詩小園江圭子/ 作曲村井邦彦/編曲利根常昭))のヤツがある。この曲、歌詞だけじゃなく、作曲の村井邦彦氏(http://ja.wikipedia.org/wiki/村井邦彦)は、これがデビューらしい。和製フレンチ(になるのかどうかわからんが)として、かなりすばらしい名曲である。
 
 ただ、歌詞がスゴい。最初はオシャレな感じなのだが。

 「髪も綺麗にとかしたし 靴もぴかぴか光ったし あなたの~好きな香水も~探して買っておいたのに~」
 
 まあ、最初はこんな感じでまあ、けなげな状態。
 オレなら、すっ飛んでいくね。
 で、まあ、この段階で行っとけば、まあ、ええんだが、

 「犬もお風呂に入ったし、小鳥のカゴも塗り替えた、あなたの好きなアネモネもほどよく咲かしておいたのに」

 かなりエスカレートする。これは、こわい。
 動物関係、あっさり歌っているが、犬を風呂に入れたりするんは、かなり重労働だし、鳥のカゴ、塗り替えるちゅうたら一日仕事や。鳥を何処か別の場所に移さなあかんし、乾くまでまたなアカン。それに、ペンキ塗り自体、ムラがでたりして、かなり重労働だ、
 つぎ、あっさり「(アネモネ)ほどよく咲かしておいた」と書いているが、これも難しい。この段階では、かなりの労力が必要なわけだ。
 それも、まあ、この段階で行っとけば、散々イヤミ云われるかもしれんが、そこは、なんとか、ひたすら逆らったり口答えしたり変な言い訳しないで平謝り、努力すれば、ゴマカシが効くと思う。

 「テーブルかけもとりかえた、おかしもこんがり焼け上がり、あなたの好きなあの歌も、みんな覚えておいたのに」
 
 怖い。
 歌の方も、こっからちょっとキーが上がって軽い焦りみたいなもんが出てくる。
 この段階でひょっこり行くと、まあ、血を見るでしょう。まあ、オレがその待たせている男なら、かなり怖くなって行くのはためらわれる段階だ。
 まあ、歌詞はここで終わっている。それでも、待つ女の切なさが、「ドナドナ」レベルの、ぎりぎりのところで、オシャレに表現されているから、ええ。

 この後、さらに「待ちくたびれ」さえたら、どえらいことになるだろう。
 もう、スティーブン・キングの世界、もしくは「危険な情事」的状況といった、かなり深刻な展開が予測されるわけだ、ワシらオッサンはこうした曲からも耐えず教訓を学んでいかなアカン。

 この次の歌詞は当然
 「家具も全部処分したし、貯金も全部おろした、あなたの好きな夜の仕事に、探してかえたのに、」
 というのがあって、その後は、
 「斧もきれいに研げたし、地下室の鍵も頑丈にした、あなたの好きなあのお経も、みんな覚えておいたのに」
 てな感じ?

 ・・・しもた。オックス(http://ja.wikipedia.org/wiki/ジ・オックス)もこの曲カヴァーしており、それを聴いての感想を書こうと思ったのであった。あの赤松愛が歌詞そのまんまでヴォーカルとっており、上のような怨念とか感じず、まったく別の曲に聞こえるから不思議だ。まあ、幼稚園の先生を待つ園児、ちゅう感じか?
 
"オックス・コンプリート・コレクション" (オックス)



おまけ、ヴィッキーの「恋は水色」

2007年10月21日日曜日

一番アホなのは・・

 まあ、セ・リーグはしかし、なんと地味なCSシリーズであったことだろうか。  ロッテと日本ハムの方が応援とか、観客の熱気とかスゴかっただけに、  そいで、今日は阪神タイガースの公式スポンサー、ジョーシンへ行ったら、ワケのわからんセールをやってた。欲しかったDVD買ったら、いきなり20%引きしてくれて、思わず「なんで?」ときいたら、「CD、DVD全品20%引きしてますねん」と、あっさりした感じで云われた。確かに、そこそこにビラが吊り下げてあった。  それにしては、なんか、熱気がない。  ははあん、とオレはすぐにわかったね。  タイガースファンの思考回路を熟知しているオレが推察するに、こりゃ、チャレンジシリーズ、おそらく、タイガースが最後まで勝ち抜くという極めて楽観的な予測に基づいて(おそらく、せめて中日ぐらいはやっつけるだろうと)、このセールを企画してたんだと思う。ところが、こないことになったんで、ひっこめようがなくなって、名前のない、ワケのわからんセールだけ残ったちゅうわけじゃないだろうか。    ひっこみがつかなくなったんや、アホやなあ、と腹の中で嘲笑いながら、まあ、ここはひとつ、ついでやからと店内一巡り・・・遠藤賢司の「実況録音大全」というCD6枚組のボックス、買うてしもたがな。これは半額セールのとこにあったから、つい・・。しかも、持ち合わせないから、クレジットで。アホや。


"遠藤賢司実況録音大全集1968-1976(DVD付)" (遠藤賢司)

 欲しかったことは欲しかったんだが、26日にはタイガースやらスパイダースの映画のボックス予約しとるから、なんぼ半額や、ちゅうても余裕なんかあらへん。11月は税金払わなあかん月やし・・・。  スワローズファンの分際で、タイガースの牙城で、つい、出過ぎた真似をしてしまいました。  "日本ロック紀GS編 コンプリート" (黒沢 進)が来たんで、熟読しています。

2007年10月19日金曜日

つまんなかった本

 まあ、このところ、わりかし本を読んでいるんだが、この前感想文(・・ちゅうてええのか?)中島らもの奥さん美代子さんが書いた「らも 中島らもとの三十五年」とか、山崎忠昭著高崎俊夫編の「日活アクション無頼帖」やら、もう文句なしにオモロかった本(ちょっと大当たりが続いた)、 がある一方、当然、「うーん」とか「なんや、これ?」ちゅう本があるわけで、今回はそれを紹介する。  今まではそうしたネガティブな感想を持った本や音楽映画については極力ここで書かないようにして来たが、ちょっと、今回はヒドすぎる。  


"ビートたけしと「団塊」アナキズム (集英社新書 402B)" (神辺 四郎)

 たけしのファンというかマニアみたいな人が書いたのか? 全盛期ならいざしらず、実際、今頃、事故起こして以来、たけしがそれほどのパワーを持っているとは思えず、だから、著者が「たけし」を持ち上げるたんびに、かなりの違和感を感じた。  オレのように「たけし」や「団塊の世代」とか「アナキズム」とかの「単語」に反応する人間を刺激するタイトルだが、「たけし」以外、「団塊の世代」についても「アナキズム」についても、あまりにも、中途半端な解釈。そしてひたすら、 たけし、たけし、である。なんか、ダマシにかけたような感じ。  それにしては、「たけし」の今後の戦略云々まで、予想(妄想?)してあり、ようわからん。  まあ、オレがこのブログで、大好きな弘田三枝子やヤクルトスワローズのことを書く場合、よく、おちいるモードに突入したまんま、本にしてしまったのか?  オールナイトニッポン時代ならいざしらず、もう、たけしじゃないなろう。今じゃ、爆笑問題の太田の方が、胡散臭さ、ミエミエの路線狙いがあり、たけしを危険と言うなら、太田の方がもっとキケンではないだろうか。


"物語消滅論―キャラクター化する「私」、イデオロギー化する「物語」 (角川oneテーマ21)" (大塚 英志)

 同世代の著者で、それまでは、納得できる部分がそこそこあり、今まで、ちょこちょこ読んでいたが、今回ばっかは、匙を投げた。  さっぱり、ワケがわからん。  途中から「オレはオレは」(注 この本での一人称は「ぼく」)が続き始め、読み進むうちに、ははぁんと納得する。「オレはエラい!」ちゅうわけだろう。だから、この本で述べてるワケのわからんことも、正しい、だから、オレの言うこときけ!・・・なんのことはない、今宵、すべてのバーでみられる飲んだくれの戯れ言レベルをカシコぶって書いてあるだけ、と納得。  ワシら世代がちょうど今ぐらいの年齢になると、酒のみに行くと、堂々巡りの話をグダグダしながら、要は「オレはオレは」の自慢合戦になるのを、本でやった感じがする(読み終えたところで、「語り書き」ということが判明し、ますます、納得)。    前者はタイトルに凝りすぎて、失敗、実際、著者はフリーライターだそうだが、何者やねん?  後者は『キャラクター化する「私」』云うてる著者自身のキャラが立っていない、もしくは、せいぜい酔っぱらいのおっさんキャラ以上のものではない。「語りおろし」ちゅうけど、アルコール入ってグダグダ云ってるのを、筆記させただけじゃないのか!  新書、ベストセラーになる本の影響か、本のタイトルと中身のギャップが大きすぎるのが多く、困る。そいで、まあ、最近読んだ本の中では特にそのギャップが激しいものをふたつ。  困る。

2007年10月18日木曜日

GS中年の憂鬱

 大毅、それでも、やっぱ、ワルを通して欲しかったもんや。もちろん、追放されるだろうが、ここまで来たら、矢吹ジョーが、どさまわりの草ボクシングから立ち上がったような、ストーリーを用意して欲しかった。ただ、あの父親が白木葉子の役では困るが。そうやって、再起したあとは、やっぱ、兄弟対決だろう。  ようやっと、耳も、グループサウンズに慣れてきた。  ずっと流していろいろ聴いていたら、ザ・サマーズの「あなたのそばが」(1968年)にはまった。単純な歌詞の繰り返しがなんとも云えん、  前書いたフラワーズのチャレンジ、全曲英語の歌詞というのは、繰り返して聴いていると、ええけど、どないしても、日本語歌詞が素晴らしい「ラスト・チャンス」やら「君恋し」の方を聴きたくなってしまう。    何故か過大に過小評価され、バカにされ、あくまでも「懐メロ」の一種としてしか評価されず、隅に追いやられていたGSを全く新しいところから光をあてまくった伝説の書が再発になっていた。よっしゃ、買うぞ!  

"日本ロック紀GS編 コンプリート" (黒沢 進)

2007年10月16日火曜日

日活アクション無頼帖

 しかし、亀田問題、処分が決まったが、あんなもん、一番悪いんは、ヨイショしまくったTBSやろが。  ロッテと日本ハムの試合、ロッテが満塁のチャンスを逸し、そのすぐ裏、日本ハムが一点取ったところで、「こりゃ、ハムが優勝じゃわい」と思って、以降、見なかったのだが、まあ、その後すごいことになったみたいで。    
日活アクション無頼帖日活アクション無頼帖
山崎 忠昭 高崎 俊夫


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 日活出身のシナリオライターの山崎忠昭という人の書いた「日活アクション無頼帖」、ちょっと前、読んだ。  1999年に亡くなった方だが、いろんなところに発表された文書をあつめ、こうして一つの本として出された編者の並々ならぬ熱意を感じる。  文体からして、さすが日活出身。全文章どこを拾っても「日活アクション」なのだ。テンションが高く、そいでいて、ムダがない。  1962年の鈴木清順「野獣の青春」の数々のエピソードから始まり、オレの好きな中平康やら、日活ニューアクションになってからブイブイいわす長谷部安春、ロマンポルノになってから神格化される神代辰巳とのあれやこれや、日活がああなってからは、ATGでポシャった企画やら、「ムーミン」のシナリオ書いてたとき、作者のトーベ・ヤンソンからのクレーム全文掲載やら。オレみたいにあまり映画に詳しくない人間でも、オモシロく読めた。  まあ、オレとしては、鈴木清順よりも、中平康のちょっととぼけて、そいでいて、粋でカッコ良くて大好きな作品、「危(ヤバ)いことなら銭になる」、かなり詳しくあれやこれや書いてあって、ウレシかった。    あと、    「港町、キャバレー、そこに巣食う悪の一味、バクチにマヤク、縄張り争い、強制立ち退きにおびえる善良な市民、そこへフラリとやってくる正体不明の流れ者と彼をつけねらうキザな殺し屋、いつも肩をつっぱらかしてヘタクソなおどりを踊る妖艶なショウダンサー、ヤサ男のフィアンセがありながら無節操にも映画の主人公に熱い思いを寄せる目の大きなヒロイン・・」(p.42より引用)。  こうして、さらっと、しかし、完璧に「日活アクション」を定義してみせるわけだ。まあ、いろんなパターンがあるけど、最高のは、小林旭、宍戸錠、白木マリ、浅丘ルリ子ですな。  そういや、なんやかんや云うて、浅丘ルリ子(日活アクションの中では)は「無節操」やったなあ、と思うわけだ。    60年代後半、日活は落ち目になり、70年代にはロマンポルノ路線になるんだが、かえすがえすも惜しいことをしたもんだ。  70年代入って、映画を見ることがようやっとできるようになった世代、つまり、オレなんか、一番、そのとばっちり受けたわ。ワケのわからんヒッピーがバイクとばしてそのうち殺される話やら、あとワケのわからん殺人者のイヤーな話だとか、何で、わざわざ金を払って映画館に観にいったんだろう。中学生がやで。  ワンパターンかもしれんが、映画としては、「日活アクション」の方がカッコ良くて、ずっとエエがな。  

2007年10月14日日曜日

 パ・リーグはともかく、セ・リーグ、チャレンジシリーズ、せんでもええんでないか?

2007年10月12日金曜日

だらだら

 このくらいの気温だと、ホンマ、音楽、ちゃんと聴けるようになりましたわ。暑い間は、デカいヘッドフォンかぶると、耳の穴の中に汗かいたりしてたもんなあ。  やっぱ、ここは音楽聴きながらその音楽のことを書く、ちゅう基本的な路線にそのうちに戻れるであろう。だが、最近サボりまくっていたんで、なんか文章、書きにくうて、アホになってしもたのか。ちゅうことで、そのリハビリかねて、今日のところは、ま、だらだらと。  あっというまに、高津、戦力外通知。あんまりや、ないか!ヤクルト球団、なんで、こんなあからさまなことをするんだろうか。  昨日の亀田弟負けて、みんな大喜びだが、「悪役」「嫌われ役」として視聴率の取れるキャラとして、確立してしまったことの方が、イヤだ。  昨日は、近所の百貨店で、北海道展ちゅうのやっていたんで、行く。広告のチラシで、ウニやらイクラとかカニとか満載のなんとか弁当、見たら、もう、最後、辛抱溜まらんようになって、よだれ垂れ流しながら、待ってたのだ。おばはん連中に混じって列並んで、なんとか弁当ちゅうの買ってむさぼり喰ってやった。  まあ、こういうイベントでの経験からいうと、ともすれば、鮑やウニ、イクラといった日本で何故かいつのまにか、高級になってしまい、テレビのバラエテとかで、わざとらしく目をトロンとさせ身をよじって息を荒げ声を張り上げながら喰っているような食材よりも、フツーのイカやら北寄貝、エビとかの方が旨い。  昔、仕事で2ヶ月ほど北海道出張があったが、もちろん、ホテルと出張先の往復・・・いや、ホテルにも帰れないことの方が多かったか、まあ、そういう調子なんで、徹夜用に、ほか弁ののり弁ダブル、徹夜明けはマクドのモーニングのクソ不味いエッグマフィンお持ち帰りか、、昼はデニーズより不味いけど値段はしっかり高い近所の地元チェーンのファミレスというありさま。そのファミレスはけったいで、ひょっとしたら、幻覚だったような気もしないでもないほどケッタイだった。    そのファミレス、ウェイトレスが明らかに常軌を逸していたのである。おそらく農作業の合間、パートに来ているであろうと容易に推測できるような年齢と体格体重のおばはん・・もとえ、おばさまたち、が、ほれ、アンミラ風制服を着ており、その組み合わせに対して、何故か強烈にお色気を感じてしまい、困ったもんである。ある意味、「コスプレ」だったわけで、そもそも巨乳(というより胸囲そのものが大きい)のおばさまの胸をより大きく見せるようなもん着ているんだから・・・・ま、今も懐かしい思い出である。  あー、何書こうとしたんだっけ。食いもんのことだった。ま、ガマンしてくれ。  そいでや、仕事も、いよいよ終わりが近づき、そのまま、出張先からそのまま帰京というあんばいになりそうだったので、持っている陰謀の手口を使いまくり、ありとあらゆる手練手管を使いまくり、最後は浪花節風泣き落としまでして、土下座一発したろかい、と思ていると、ようやっとオーケーが出て、ようやっとホテルの寿司屋で、それこそ、メニューを列単位で注文し喰いまくったもんである。この時は、一緒に行った体育会出身の先輩を遙か上回る量を喰い、以降、オレは一目おかれることになったが。  そいで、帰って、北海道出身のヤツに云うたら、思いクソ馬鹿にされたもんである。ホテルの寿司でぼったくられたこと(オレたちには喰った量に比して随分安かったがそれでも北海道出身のその人にいわせれば、ぼったくられた、そうである)まあしゃあないとして、ファミレス行くぐらいなら、そこいらの定食屋、なんで行かんかったのか、と。まあ、オレも納得した。  まあ、それを教訓に、また、いろいろ旨くて安い店も教えてくれ、今度北海道行ったら、云うとおりにしようと、思ってから、二十年近く経つわけですな。これが。

2007年10月10日水曜日

殺生な・・・

 王監督、かわいそ。  十月十日は体育の日・・・という意識が抜けません。かつて爺さん婆さんが国鉄のことを「省線」とつい云うてしまうもんでしょうか?  ようやっと音楽聴きながら、ここ更新できるようになりました。GSばっか聴いてます。  まあ、神戸西部湾岸部に限ったことではないが、関東弁に無く、便利な関西弁のひとつに「殺生な(セッショウナ)」という表現があります。「なあ、納期、3日前倒しにしてくれへんか」「殺生な!」とか、「もうワタシら、別れよ」「殺生な」。小学生の時なんか、異常に流行した時があって、そこいらの横町路地では、「殺生な・・・」が飛び交ってたことがあります。  で始めて、関東でも結構有効であったことなど書いたろと思って書き始めたのですが、あかん、それ以上膨らませることがでけへんので、溜まっている本の感想文。  関東で、ビジネスで、無理難題とかふっかけられたり、理不尽な場面に遭遇したとき、まあ、ダメもとで使ってみてください。結構、有効ですから。

らも―中島らもとの三十五年

らも―中島らもとの三十五年
中島 美代子

 ・まあ、オレ自身、中島らもは途中から、多分、「今夜、すべてのバーで」以降、アル中で再入院したあたりから、こりゃアカン、と読むのやめてたけど、奥さんが書いた文章なら別。  
 ・美代子夫人がらもとの出会いから別れまでを書いた本、しかし、あれやこれや、オモロく一気に読める。夫婦してセックス、ドラッグに明け暮れた日々とか。 

 ・らも美代子夫妻、遅れてきた「ヒッピー」なのだ。いうか60年代後半の価値観をそのまま35年つきとおしたとも。本当はタテマエとかハッタリとか、カッコ良く言うと単なる理想を積み上げてでけた「幻想」だったのに、それも本人わかりすぎるほどわかっていたのに、無理矢理、70年代以降も「現実」でやってしまったというか。

  ・ただ、らもも奥さんも、実家が超裕福(らもは歯科医の息子、奥さんの実家は神戸の人間ならあっと驚くような場所に5万坪!のご令嬢)。しかも、落ちこぼれながらも、なんのことはない、灘校のぼんぼんと聖心のお嬢との、カップルだし。そういう部分が多分、最初中島らもに熱中して、ある時(多分「今宵、すべてのバーで」後、アル中で再入院した時あたり)冷めてしまった原因かな、と思ったりした。

  ・わかぎゑふとの確執みたいなもんも出てくるが、ただ、わかぎゑふのアル中ぺい中中島らもがふにゃふにゃな時、ビジネスがらみの尻ぬぐいの苦労(並大抵ではないと想像できる)というかも考えると、なあ。 


  ・あの世代とワシらの世代の間には深くて暗い 川があるんである。ろーえんど、ろー。

2007年10月8日月曜日

21年

 ラミレスようやった、古田ごくろうさん、青木でかした・・・・てなこと云うてるうちに、あかんがな。スワローズ、最下位になってもたがな。  21年前、ちゅうと、あかん、1986年か。土橋監督の頃やな。あの頃はすごかったなあ。弱くて。あの頃やったっけ、「スワローズが相手の時は、安心して野球が観れる」とか阪神ファンに云われ、いたく傷ついたんわ。その後、関根監督になって、広澤池山が出てきて、ホーナー!ホーナー効果ちゅうて、広澤や池山がびゅんびゅんホームラン打つようになったんやった。
一昔前は常に最下位争いをしていたが、野村監督以降チーム力が格段と上がり最下位も1986年を最後に落ちていない。(平成になって最下位が一度もないのは巨人、西武、そしてこのヤクルトの3球団だけである。また5位も1990年を最後になく1991年以降2006年まで4位以上と安定した成績を保っている。)それに伴って監督在任期間も長くなり平成の18年で監督を務めたのは関根1年、野村9年、若松7年、そして現在の古田監督の計4名である。一時期に常に最下位争いしていた横浜(当時大洋)の9人、阪神の7人に比べると非常に少ない。 [From 東京ヤクルトスワローズ - Wikipedia]
 あかんあかん。平成になって、最下位になったことなかったのに。今年は勝負弱すぎたわ。選手の個々はそれなり、やったけど。足りんかったは、抑えのピッチャーが、3人ほど足りん・・・だけか。  往年のタイガースみたいになったら、どないしよ。  ホーナー。

2007年10月4日木曜日

名称未設定

今日はクルマのオイル交換とか、雑事に追われる。なんか、60%引きで3リッターで3,500円強の100%化学合成のヤツいれてみた。アクセルが軽くなった気がしないでもないが。
さっきから、豪雨。

うい、会わ、明日会わず。とっととお隣の半島、ひとつになったらええねん。但し、難民0でお願いする。
スワローズ、ドラフトでスゴいピッチャー当てたけど、来年も、今年みたいに平気で連敗モードに突入するチーム状態なら(かなり弱気)、楽天の田中みたいな感じで連敗ストッパーとして大活躍してくれるとウレシいが、高井雄平の例もあるし、ケガとかしないで、じっくり育ててやって欲しいもんである。

ビートルズのGS映画(まあ、そういう感じ)、ヘルプ!がDVDで売られるそうだが、なんで、今頃なんかわからん。しかも、ビートルズ関連だけあって、クソ高い(25%引きアマゾン予約で4200円ほど)。デラックスエディションなんか、天文学数字(同じくアマゾンで14,000円ほど)である。オレが欲しくて、今必死に金策に走っているタイガースやスパイダース映画のDVDボックス並みである。確かにGS映画としてオモシロいヤツだが、しかし、きょうび洋画の名画なんか、980円とかでぼこぼこ売っているのに、ちょっと、納得いかんとこがある。まあ、お金持ちのマニヤの人が買うものだろうか。



ザ・ビートルズ ヘルプ!(スタンダード・エディション)



ザ・ビートルズ ヘルプ!(デラックス・エディション)

まあ、オレは、今のオレはビートルズより、スパイダースが好きです、タイガースの方がもっと好きなので、ビートルズの「涙の片道切符」より小鹿しおりの「恋は片道切符」(カヴァーじゃないけど)の方が好きな人間やからなあ。


とりあえず、名曲中の名曲、「恋は片道切符」が入ったアルバム。





幻の名盤お色気/キューティ・ポップ解放歌集:ポリグラム編 夜のメカニズム

2007年10月3日水曜日

時事問題にコメントする

 もう、10月もあっというまに3日だ。  クルマの中で、ひさびさにGSばっか入れたCD聴いていたら、夏の間、なんで、グループサウンズもん聴けなかったか、理由がわかった。ひさびさに、ポンと膝を叩いて納得したわ(信号待ちのときです)。    今年の夏はクソ暑い上に、だいたいセミが異常発生して、50匹ぐらいが夏の間ずっと、ジージー、ジージーと、えんえんとかなりの音量で鳴きまくっていたからや。グループサウンズの時代ちゅうのは、ギターのエフェクターがやたら流行った時代で、ともかく、なんちゅう名前のエフェクターか忘れたが、そいで、ギターをジージージージー云わしてた時代でもあったのだ。     どーせ、讀賣が優勝したんだ。新聞の方も朝日や日経とつるんで本格的に世論誘導しまくるつもりらしい。
 朝日、読売、日経が共同で取り組むサービスでは、年内に映画の製作委員会のような民法上の組合を3社で設立する。1社だけではできない広がりをもった内容の企画を打ち出してアクセスを集め、広告媒体としての魅力も高めたい考えだ。共同事業の検討は、今年に入ってから始まった。 [From asahi.com:新聞ネット事業、新サービス展開 朝日・読売・日経提携 - ビジネス]
 自社の野球チームのファンが国民の9割いないと不機嫌なとこと、とかく捏造と中国が好きなとこと、やっぱり中国が好きで経済のためにはできるだけ波風が立てたくないとこ、の、トリオ・・・しーらないっと。    ヤケクソで苦手の時事問題その2。  一説によれば、実際オリンピックがおこなわれている間、あの神社へ参拝したりしたら、またもや、過激なことになって、前みたいに収拾つかなくなって、選手団はともかく、オリンピックへ観に来た観光客がヤバいことになるかもしれんから、神社へ参拝する可能性0の今の首相になったとか。まあ、これが潰れて野党が政権とっても、こっちの党首が首相になっても、絶対安牌。ありそうなウソ。今考えました。    禁断の時事問題をもういっちょう。
「人として、まだまだ未熟だった」――女優・沢尻エリカさんが舞台挨拶での態度について自身のオフィシャルサイトに謝罪文を掲載した。そこには「責任を取る」という意味深なコメントもあり、業界では「引退するのでは」という見方もある。どうなるエリカ様? [From J-CASTニュース : エリカ様HPで「責任取る」 これは「引退宣言」なのか]
 エリカまで、つぶされてしもた。自業自得という意見もあるが、本来女優というのはアーティストなんだから、メチャクチャでエエんである。それが、文化、ちゅうもんである。もともと、芸能、とかは、はみだし者の集まり。  まあ、このところ、度を超えたバッシングで、首相をつぶし、横綱をつぶし、おそらく今のところ一番の女優をつぶし、日本はどこへいくのか。犯罪とかならもちろんアカンが、首相はともかく、サボっただけの横綱、予定調和がアホらしくなっただけの女優、ひとりやふたりいてもかまわんやろ。

2007年10月2日火曜日

 讀賣がいつのまにか優勝していた。ま、ここはひとつ、大きな心を持ってやなぁ、負けたスワローズを責めるより、勝った・・・(以降どないしても書けない)。  ま、今年の夏は暑かったからしゃあない。

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