ようやっと、「何かいいことないか子猫チャン 」を手に入れる。ウッディ・アレンはあまり好きではないが、ピーター・セラーズは大好きだ。
これは、裕次郎の「狂った果実」同様、80年代ヴィデオで観て、しまった!と思った作品のひとつである。めちゃくちゃ笑えるというもんじゃないが、そいで、充分。
こっそり思っているのは、映画とか音楽とか、実は60年代のもんで充分やないか、ということだ。70年代、80年代、そいで今、と、どんどん時代は進んでいくように思えるけど、その実は、ちょびっとずつ、余計なものがどんどん加わり、別の楽しみは増えたかも知れないが、映画や音楽そのもののオモロさちゅうのは、退化していっているんじゃないか、とか。
さて、むつかしいこと書いたらしんどなった。またも、週末見つけたYou Tubeでお茶を濁して終わろう。
昔書いた戸川純の「さよならを教えて」。
強烈である。
ちょっと前、某歌手が、看護婦さんのジャケット出した時、何かが思い出せそうとして、思い出せそうになかった。そうか、これを当時テレビかなんかで、観たのであった。ワケわからんこと書いとるが、まあ。
戸川純のスゴさちゅうんは、狂気を装っているフリをしてるうちに、本物の狂気が飛び出してくるスゴさ、ちゅうところか。
昨年、もうバカみたいに聴いた、フランソワーズ・アルディ のヤツが無いかと思ったがみつけられず、多分お歳をめしてからからのヤツ、それも、1分間だけのがみつかった。60年代の「あく」がルックスから消え、枯れた感じになっており、それはそれで、すごくいい!
ここから、You Tubeにある、フランシス・ハーディの60年代のヤツを探すのも多分楽しいのだろうが、オレは何故か、若くてキレイなねえちゃんが歌っている「さよならを教えて」に向かってしまった。
歌い終わる寸前の笑顔にころっと、やれれてもたがな。フランス娘はやっぱ、垢抜けていて、エエのぅ。
どうだってええが、フランス人も手拍子打ったら、何故か演歌っぽくなるんはなんでや?
ま、画像の感じやらから、てっきり、70年代初頭と思ったら、つい最近のものらしい。
このねえちゃん、つまり、Natasha St. Pierって、誰?
・・・と思って、調べてみたら、フランス娘じゃなくて、カナダ娘やねん。フランス系なのかもしれんが。
愛と苦悩の日記: フランスの人気実力派歌手ナターシャ・サン=ピエール(Natasha St-Pier)
上記リンクで経歴とか見てたら、ちょっと引いてしもた。
元に戻して、60年代の、シルビー・バルタンらとのやつ。
そいと、さっき調べていたら、「さよならを教えて」のオリジナルは、フランソワーズ・アルディじゃないそうである。
さよならを教えて (フランソワーズ・アルディ) 歌詞・訳詞など
『さよならを教えて』は Jack Gold 作曲 Arnold Goland作詞の作品でヴェラ・リン(Vera Lynn)が1954年に歌った It Hurts To Say Goodbye のカバーです。
なるほど、な。元歌聴いてみたいもんであーる。
You Tubeネタはしかし、バカみたいに時間がかかるもんやなぁ。