2020年5月4日月曜日

HAC from Youtube

 まあ、もともとは音楽の感想文のブログである。

 女性ラッパーHACの動画、曲。前世紀。
 以下Youtubeで紹介しているが、HACの登場部分から始まるようにしてある。
 自分のための備忘録ですな。
 

 さんぴんCAMP(1996)でのSPECIAL TREASURE
 夢見てる 夢見てる なぜなの教えてBaby。
 ダンサー二人従えて、貫禄たっぷりに登場。「みんな歌って〜」やぞ。
 


 SPECIAL TREASUREのスタジオ録音盤 。ライブでは聞き取りにくかったけど、日本語の使い方、凄い。
 下記リンク歌詞全部載っているが、日本語感覚すごい。なまじ、変に韻踏みにこだわらず、自由自在。

 チクタクタクタク秒数
  君何年かんけーない
  そんなこと毎年 考えてたら とにもかくにも 
 きりないない 意味ないない 
 数えよーの無いこの波乱 のゲーム 
 あーゆーこーゆーそーゆーのそのまた LOVEの豪遊



  きり無い無い無い、意味無い無い無い、んとこ気持ちエエ。
 

 ECDのご存知バイブレーション、笠井紀美子のバイブレーション(1977)のカバーだが、HACのラップの部分、以前も書いたけど、今も、「粋」で「いなせ」で「蓮っ葉」という江戸時代の形容詞持ち出さないと、オレは感想を書けない。辰巳芸者並みの蓮っ葉なお姐さんが、カエル声で早口で、まくしたてている、粋、だなぁ、いなせだなぁ・・。 

  オレはそんなに日本のヒップホップ聴いていないが、このHACの部分が、一番好き。要するに「頂点」と思っている。これは、もう、今聴いても、(いくら世の中、コロナ騒動であろうと)今もどこぞの街で繰り広げられているであろうあれやこれや、という、ライブ感ビンビンに感じてしまう。

 街歩いていると、
 もう、男から、次から次へと声かけられ、もう
「よりとりどりどりよりどころ」
な状態であるけど、
「こんなんでトリプルプレーなんて、てんで、あいにく、御用なし・・・」、
 でも、
「ナックルボールみたいな性格のヤバめ」
 な男出会って、本気出し、ついに、得意技を決め
「すれすれ、きりきり、はらはら、ドキドキ」、
状態、からの、
「クールなクルーな香り漂わせて、で向かって来て来て来て」、
と、「トリプルプレー」オーケーする状態に至る感じが伝わってくる(個人の感想です、多分、ちがうかも)。

 
 しかし、「トリプルプレー」って何のことだろう?
 でも、深く、掘り下げない。

 江戸時代に例えると、惚れてもしがらみが大きく心中しちゃう郭の女の子とかじゃなく、もう、惚れたら、相手の名前、入れ墨入れちゃう辰巳芸者深川芸者あたりの潔さまで、感じちゃうのである。
 
 
 

 次のは動画。独特の「カエル声」の秘密がわかったような、わからないような。
 「バイブレーション」の歌の部分歌っている方も、エエ。




 HAC MY Road 今回、見つけた。ドスの効いた声だけど、粋やいなせ、は、感じられない。

 

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