2014年11月26日水曜日

平成26年11月26日

 忙しい一日。
この二ヶ月弱、家族が入院していたのだが、帰ってきおった。骨折したのだが、手術して、リハビリしたせいか、ケガする前より、運動能力向上してきたような感じがする。まあ、ともかく、オレの人生も次のフェーズに入ったみたいだ。

 おおおおおお。
矢作俊彦の新作(フィルムノワール/黒色影片)が29日に発売されるそうだ。
なんか、矢作俊彦のツイッターで表紙が発表されていたが、どうみたって、宍戸錠にしか見えない人物と、見ようによっては、渡哲也、無理やり信じ込もうとしたら、浅丘ルリ子に見えないでもない女。日活「紅の流れ星」パターンじゃないか。朝日新聞に褒められるような作品でないことを祈るばかりである。

カップスの「過ぎ去りし恋」(ケネス伊東作詞エディ藩作曲)久々にハマる。

2014年11月22日土曜日

さらば青春の光・・感想文のためのレジュメだけ

 ほくろ取りの手術、耳鼻科の都合で、2週間延期となった。



 映画「さらば青春の光」の感想書こうとしたんだが、収拾がつかなくなって、ここ、更新でけんようになってもたがな。

だいたい「最初のシーンはラストシーンの続き」というのを音声解説で監督が云っていたのが運の尽き、「ラストシーンで死んじゃった」と信じ込んでいた数十年前の感想、当然変わってくるわけで、それをふまえた感想文書いてみようと思ったワケだ。

 ということで、何度も見返すことになったんだが、気がついたこと、なんでもかんでも、アウトラインプロセッサに抜き出していったら、手に負えなくなってしまった。

 今年はモッズファッション、よっしゃ、今年の防寒着、M-51にしよう、と買いにったら、N-3B、それもアルファのリメイク、かつ、日本人サイズ、買ってしまう有様(でも、安くてめちゃくちゃ温い)。

 まあ、なんで、「さらば青春の光」観返そうと思ったかというと、「ロックの歴史-講談社現代新書-中山-康樹」読んだ時、ザ・バンドやデラニー&ボニーやたら褒めてあったんで、ツタヤで借りて聴いたら、聴くうちにもやもや、イライラして来て、なぜか、「さらば青春の光」のオープニング、ザ・フーThe Real Meバックにロンドンの裏通りをランブレッタで疾走するシーンを無性に見たくなったからだ。



さらば青春の光


いつ終わるかわからんので、一応、以下、未完のまま、できたところまで、で。
ぼちぼちと埋めていくかもしれんが、そのままほったらかし、かもしれん。
(クルマで夜、窓開けて、The Real Me~PASSPO☆の「WANTED!!」と聴くと、めちゃくちゃ気持ちいい)







  1. 映画概要
      1. 1979年英国映画
      2. ザ・フー「Quadropenia 四重人格」 
      3. 監督 フランク・ロダム
      4. 主演 ジミー(James Micael Cooper) フィル・ダニエルズ
      5. ヒロイン ステフ レスリー・アッシュ
        1. 性悪尻軽女と思うが、やっぱエエ女・・・。
      6. ポリスのスティング
        1. スクーター乗れなかったらしい
      7. モンキー トーヤ・ウィルコックス
        1. トーヤ・ウィルコックスって、King Crimsonのロバート・フィリップの奥さんとちゃうんか?
  2. 映画
      1. 青春映画として
        1. 展開
          1. 日活映画「狂った果実」1956との類似性
            1. ラストシーンの続きがファーストシーンちゅうんはコレでしょ?
            2. 海、それも海原の表現コダワリ過ぎなとこも
            3. 尻軽女に翻弄されるとこも
          2. 日活映画「八月の濡れた砂」との類似性
            1. 海だけか・・。
      2. 音楽映画として
      3. モッズ映画として
        1. ファッション
        2. スクーター
          1. ランブレッタとヴェスパ
        3. 嗜好
      4. パンク〜ニューウェーブ期に作られた映画として
      5. 低予算映画として
      6. ロンドンのコックニー訛り映画として、卑語猥語放送禁止用語連発映画として
      7. ロンドン・ブライトン観光案内映画として
      8. アンフェタミン薬物中毒者映画として
  3. 音楽
      1. オープニング
        1. Real me
      2. 小ディスコ 箱バン
        1. Hi - Heel Sneakers オリジナルはトミー・タッカー
        2. Dimples オリジナルはJohn Lee Hooker カヴァーではアニマルズ、
      3. ジミーの部屋
        1. Cut My Hair The Who
      4. 風呂屋
        1. ビー・バッパ・ルーラ ジーン・ビンセント
        2. You Really Got Me The Kinks
      5. パーティ
        1. Baby Love  ダイアナ・ロスとシュープリームス
        2. Be My Baby
        3. 雨に消えた初恋カスケーズ
        4. マイ・ジェネレーション 
      6. 川辺に佇みながら
        1. I'm One The Who
      7. いつもの溜まり場で
        1. Night Train James Brown
      8. スパイダーがロッカーズにボコボコにされている時、ディスコで
          1. Da Doo Ron Ron /The Crystals
      9. ジャマイカ人居留地
        1. Blazing Fire 
  4. 疑問点
    1. ジミーの収入問題
      1. 会社で郵便配りしているだけなのに・・・
    2.  映画の舞台となる年
      1. 1964年
        1. ブライトンでのモッズ、ロッカーズの乱闘〜暴動
      2. 1965年
        1. 「マイ・ジェネレーション」ヒット
    3. モッズ
      1. なぜ、モッズは5(4)年後の1969年スキンヘッズとなったのか?
      2. モッズとヒッピー
    1. その後の「さらば青春の光」
      1. ジミーはモッズをやめれるのか?
      2. ジミーは堅気に戻って更生してしまうんだろうか
      3. 願わくば、英国最初のスキンヘッズとなって欲しい。
    2. 原作となったザ・フーのアルバム「Quadropenia」1973
      1. 同一点
      2. 異なる点

    2014年11月4日火曜日

    平成26年11月5日

     あっちゅうまに11月である。しかも、もう4日。まったく時の経つのは早い。
    11月、まあ、税金を納める月でもある。憂鬱である。

    このところ、岩波文庫の「太平記」読んでいるんだが、ついに、後醍醐天皇、隠岐脱出成功!!!、俄然、オモシロくなってしもうて、古文アホなりに読むスピードが速くなってきた。まあ、岩波文庫版の場合、各巻に入る前にその巻の「あらすじ」が書いてあるんで、助かる。

    このペースで読み進めていくと、もう、一ヶ月ほどで読み終えてしまう、岩波文庫巻二、出ていないんで(と、思ってAmazon探すと、巻二出ていた10月17日発売日)で、ちょっと、「太平記」お休みし、山田風太郎、「室町少年倶楽部」を読む。

    「室町少年倶楽部」と「室町の大予言」と2つの中編が入っている。

    さすがの山田風太郎も、晩年にさしかかって、忍法帖シリーズみたいな、スゴいことにはならない。

    「室町少年倶楽部」は、読み終えて、思わず、「うーん、マンダム」と唸ってしまうほど。

    最初読んだのはずいぶん前になるが、以来、足利義政公、ひいては、室町時代そのものが好きになったきっかけとなった作品なんである。もちろん、楠公さん贔屓、ひいては、南朝びいきなオレだが、オモロそうなんだから、しゃあない。

    足利義政公が主人公で、フツーの歴史では、足利義政公といえば、優柔不断が原因で、応仁の乱を引き起こし、万人単位の餓死者が出ているのに、遊びまくって、銀閣寺建てたダメ将軍、ということになっている。

    山田風太郎のスゴいのは、それらの史実を全部肯定しつつ、山田風太郎自身の価値観を付与することで、強烈な魅力を足利義政公自身に持たせてしまうとこである。

    人命第一主義の作家、憲法9条が大好きな作家とかには、とても、できない芸当であろう。

    まあ、ホンマ、しかし、これからの、小松左京も山田風太郎もおらん時代、読書家でもない、フツーにオモロい小説読みたいなぁ、と思っている人間にとっては、さびしいもんである。
    筒井康隆先生には是非長生きしていただきたい。




    /室町少年倶楽部-文春文庫-山田-風太郎





    太平記(二) (岩波文庫)

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