2012年6月19日火曜日

ジャニス・ジョプリンのテル・ママ

6月の台風はイキがエエんで困る。
しかし、コンサート前、過呼吸症候群とか発症して、他のメンバーに呼吸のリズム取ってもらったり、担架に乗せられたり・・だから、引退します、の映像を見せられたり、数年前のガキの頃のセックスを、4位とかなって有頂天にいる今、週刊誌にバラされて、泣きながらラジオで謝らせられたり、福岡に飛ばされたりしているのを見ると、なんか、イモ臭く(それがキャラと云えばそうなのだろうが)、いやぁな気分になった。つくづく、アイドリング!!!ファン(末端のファンであるが)であって良かったと思う。グズグズでもぬたぬたでも、馴れ合いじゃれ合いでも、フォンチーも谷澤恵里香も、これからは、12号森田涼花もいないとか、もう、文句は云わんとこ。
ぼんやり、DVD観てたら、しもた、くそぉ、こんな映像が残っていたとは。

フェスティバル・エクスプレス
「フェスティバル・エクスプレス」とは、1970年6月27日にカナダのトロントからウェニペグ、カルガリーへと大陸を横断しながらライブ・ツアーを行うためにミュージシャンたちを乗せて走ったカナダ鉄道の特別列車の名前です。参加したミュージシャンは、グレイトフル・デッド、ジャニス・ジョップリン、ザ・バンド、デラニー&ボニー、フライング・ブリトー・ブラザース、バディ・ガイ、シャナナなどです。
このツアーのコンセプトは、ロック・イベント=野外会場に観客を集めて行う巨大イベントとは、まったく逆の発想によるものです。それは「ツアーを組んでバンドが観客の住む街に行く」というものでした。と言っても、ただそれだけならバスを連ねて行う多人数でのライブ・ツアーとそう変わりません。実は、このツアーが本当に素晴らしいのは、列車を降りて行われたコンサートだけではなく、列車の中で昼も夜も、どこかの車両で行われていたジャム・セッションの部分なのです。(もちろん、このDVDにはこうしたジャム・セッションのシーンがたっぷり収められています)
例えば、リック・ダンコ、ジェリー・ガルシア、ボブ・ウィアーをバックにジャニスが実に気持ちよさそうに歌う「Ain't No More Come」。今や、ブルース界の大御所バディ・ガイとジェリー・ガルシアがコンビを組んだ「I Can't Do It Baby」
[From フェスティバル・エクスプレス]


1970年6月27日からの列車ツアー。1970年はもちろん、オレは「60年代」最後の年と把握している。
悪いが60年代末期のヒッピーやらになんのファンタジーも感じないんで、熱心とは云えない感じで、のほほんと観てたし、音楽的にはそりゃやっている方はキモチええんかもしれんが、こっちはダラダラとしか聴こえまへんな、状態なのであるが、ラストのラスト、ジャニス・ジョプリンの「テル・ママ」にはぶっ飛んだ。
え?この曲やったの?と、思うも間もなく、ほぼ、息継ぎ省略して、ほぼ過呼吸症候群的に一挙に歌い続けるもんだから、つい、聴いている(観ている)方も、巻き込まれてしまう。
そっから、このころのロック特有のギター・ソロの延々・・・がちょっとあるが、すぐ、呼吸を整えたジャニス・ジョプリンがまた、歌い始めると、こっちも強引に巻き込まれてしまう。
そいで、一応落ち着いたら、おそらく、アドリブでしゃべりかけるように、自分のこと歌い、また徐々に、本曲に戻って、またノリまくったところで、スパっと終わらせる。カッコいい!!
(今確認中であるが、CDの「パール」のボーナス・トラックに「テル・ママ」入っているのだが、どうも、このライブのヤツみたいな感じがする。CDで聴いた時はなんてことなかったのに・・)




まあ、ジャニス・ジョプリンは御存知の通り、このコンサートの3ヶ月後、ヘロインの過剰摂取が原因で亡くなる。そのあれやこれやについては、映画を始め大量の物語があるが、そういう知識を得ないと、わからん音楽、感動できん音楽、ノれない音楽ではない、ジャニス・ジョプリンというシンガーは。
60年代末のヒッピーウッドストックジェネレーションが大嫌いなのは、LSDやらマリファナが意識を解放するとか、阿呆なこと云うて、結局は廃人死人を大量に産み、ミュージッシャンに群がる怪しげな麻薬業者を儲けさせただけ、ということがある。今も、レゲエのコンサートで一番儲けたのが、何かを扱うイラン人だった、とかの状況はまあ、一緒・・・と考えると、過呼吸症候群を産もうがAV女優を産もうが、音楽関係者である秋元某が一番儲けるというシステムというのはのは、まあ、健全ではある。

2012年6月12日火曜日

横山剣「クレイジーケンズ マイ・スタンダード」


クレイジーケンズ マイ・スタンダード

クレイジー・ケン・バンドの存在はもちろん、知っていた。そいでも、惹きこまれそうだったので、「敬遠」していた。あたりまえである。みんな、「ヨコハマ」という街の恐ろしさを知らん。

今、バリバリの本牧の現役の不良がやっているバンドである。ということは、つまり、その怖ろしい怖ろしい街、「ヨコハマ」が、長い歴史もひっくるめ、丸ごとで攻めてくるわけである。
わしは神戸の人間であるが、不幸極まりないことに、オレはヨコハマ生まれ(母親が実家に戻って近くの病院で出産したため)で、しかも、2年は野毛の花咲町に住んでいたこともあるのだ。メリーさんも知っているし、吉田衛氏生存中の「ちぐさ」だって行ったことあるんだ。
そんなオレが万が一でも、クレイジー・ケン・バンドにイカれたら、神戸も何もかも放り捨てて・・は、もったいないから、換金して、寿町でも黄金町でも、引っ越し、ともかく、しばらく、中華街で三食取ってヨコハマの人間になろうとするだろう。その上で、ライブに行ったり、CDをクルマで大音量で聴くことであろう。

読んで、もちろん、横山剣氏のいわば自伝であるから、金網のフェンスの向こうにあったもう一つの「ヨコハマ」の胸を引き裂かれるような、ウットリするような昔の話もには、素直に胸をきゅんきゅんいわせて(オレがそこにいなかったクセに何故か懐かしい)、幼い頃の父親との旅行の話とかには、素直に涙ぐみながら、またヨコハマの不良特有の武勇伝には、血をたぎらせながら、また、音楽遍歴バンド遍歴には興味をかきたてれられながら、読んだのだが、やっぱ、オレが嬉しかったのは、音楽そのものに関する以下の部分である。全部挙げていくと、相手は現役のミュージッシャン故、キリが無いので、オレが一番頷いた順に3つだけ。

・キャロルの「甘い日々」が好きでカヴァーしたこと。
・女性ヴォーカルには、「コブシ」が無いとアカンということ
・「聴いた音その音に得体の知れない何かが含まれている、その感じもまたおれの感じるロックンロール質なんだ」(P.469より)

クレイジー・ケン・バンドがキャロルの「甘い日々」をカヴァーしていたなんて知らんかったし、まだ、聴いていないが、キャロルの「甘い日々」、もう、女性のセリフがからむとこなんか、最高にオレも大好きなので、なんか、すごく嬉しい。

2つめは、オレの用語では「パンチ」。

3つ目は、ちょっと、ご覧のとおり、このブログ、停滞気味で、「だいたい、音楽聴いて、感想文垂れ流すんはアホとちゃうんか」と思い始めていたのだが、そう、そーそーそー、音楽を聴いて、「得体の知れない何か」を感じてしまった以上は、やっぱ、その「得体の知れない何か」のことを書かなアカン、もちろん、今までの経験上、「得体の知れない何か」のことを書こうとすればするほど、余計「得体の知れない」もんになり、最後ぐしゃぐしゃにしてまうのだが、そいでも、やっぱ、やらなアカン、音楽聴いて、ソレを感じたら、やっぱ、やらなアカンわ、音楽を聴くだけの人間だからこそ。

次から次へ「得体の知れない」のにレッテル貼って、あらかじめ用意してあるたくさんの箱のどれかにぶち込んでいって、わかったようなフリするんはカシコのプロの評論家にまかせておけばエエのである。

2012年6月7日木曜日

6月7日

ようやっと、ほぼ半年に渡り通院した歯医者が終わった。奥歯2本であるが、まあ、ほっとした。これで、旨いもん、気兼ねせず、たらふく、喰えるというものである。

昨日はAKB総選挙。ファンでもなんでもないので、あーだこーだ云うつもりもないが、よりによって、フジテレビで中継とは。せっかく、フジテレビは自局のアイドルグループ持っているというのに。



あと、ついに、という感じ。元アイドリング!!!2号小泉瑠美さん、新しい事務所に入って、半年間、ず~~~っと、静かだった、長谷川瑠美」の事務所のページにようやっと、変化が。


それにあわせるようにか、フォンチーさんのツイッターで、電話越しとはいえ、「瑠美姉」の健在ぶりが、伝えられる。


よかったよかった。

たった、これだけの情報だけで、嬉しくなって、軽く興奮状態になるのだから・・・・。その原因も、よく考えてみると、数年前(俺がYouTubeで観たのは昨年であるが)のたった1分間の「おジャ魔女どれみ」のカヴァーと、瞬間的に発した「ぺしゃぽう」と「べろべろばー」で、いかに、びっくらこいたか(というより、笑い転げたか、だが)、ということなのである。そっから、DVDBOXを買い込みクルマに乗ればまっさきに「NA・GA・RA」を聴き、4thライブの最後のアンコールを繰り返して見て泣き笑い、・・・。まさに、ゴダールの云うところの「交通事故」である。まさに、これこそ、荒井由実「あの日退屈じゃなければ」である。


戦略と戦術の「大人の事情」が支配する世界で努力と根性と気配りでトップにのぼり詰めるかどうかは、オレにしてみたら、「小泉瑠美」を発見してしまった以上、どーだっていい。はっきり言うて、テレビ越しに観なくても、そこいら、にいくらでも転がっている。
やっぱ、口ぽけーっと開けてたら、いきなり、別世界へ連れて行ってくれるような、一瞬、でも強烈な「煌めき」がないと。



久々に、Frankie Paul (フランキー・ポール)の「Give We What We Want」、聴く。
この曲のあれやこれや調べてあれやこれや書くところであるが、久々だったので、聞き惚れてしまい、書くのが面倒くさくなってもた。






Portrait


2012年6月3日日曜日

Loaded (Fully Loaded Edition) を聴く

三連勝。  やっぱ、四番が打つと違う。


 プロ野球ニュースで関根元監督が云うとったが「10連敗して勉強しました」という言葉に素直に涙する。








 クルマで久しぶりにヴェルヴェット・アンダーグラウンド聴く。


 ヴェルヴェット・アンダーグラウンドがグループ終わり頃出した「Loaded」、なんか、最近、2枚組になって、「Loaded (Fully Loaded Edition)」ちゅうて出てので、つい。ロックの「デラックス・エディション」は高い割に、変なアウトテイクやデモで水増ししている感じがして(丸ごと、1枚はステレオ、もう一枚はモノラールというのは大好きである)懲りているのだが。





 やっぱり、「Sweet Jane [Full-Length Version]」と「Rock & Roll [Full-Length Version」「Lonesome Cowboy Bill」「New Age (Full-Length Version)」とか学生の頃好きだった曲ばっかリピートして聴く。しかも、どこが、Full-Length Versionかさっぱりワカラン。Satellite Of Love とOceanのデモも聴いてみたが、ああ、デモやなぁ、という感じ。





2012年6月2日土曜日

2連勝

東京ヤクルトスワローズ、泥沼の10連敗を経て、ようやっと、2連勝する。

  いやはや・・・・。  今年こそはこのブログ、東京ヤクルトスワローズが負けようが負けようが負けようが、負けようが、負けようが負けようが、負けて負けて負けようが、そいでも負けて10連敗しても、いざ、このブログの更新にむかう際には明鏡止水、音楽を集中して聴き、湧いた雑念をわけのわからん文章にしてみる、という、このところ、遠ざかりつつある本来の「音楽感想文のブログ」に戻そうと思っていたのだが、アカンかった。

 こういうことではアカンというのはわかっている。なぜなら、勝ってる時に応援するんは誰でもできる、ホンマのファンちゅうのは、負けている時こそ、いや負け続けている時こそ、応援するんがホンマもんのファンちゅうもんや。10連敗ぐらいでしょげていては、阪神タイガースファンに笑われる。

 でも・・・。「オレはけして悪い人間じゃない、ただ、考えが甘いだけ」(ソー・バット・レビューの「最後の本音」だっけか)
の東京ヤクルトスワローズファンなのである。


 

過去記事Archive