2009年2月18日水曜日

村上春樹のエルサレムでの「イスラエル賞受賞スピーチ」についての考察・・

 巷間、オレの知らん間にいろいろ起きとるわけだ。まあ、ちょっと今回は、久々にアホなこと書いてみようと思う。真に受けないように。

 村上春樹(wiki http://ja.wikipedia.org/wiki/村上春樹 )ちゅうのは、ええカッコしすぎるから、ちょっとどうかと思ってた。まあ羊三部作は芦屋のぼっちゃん達の話というから、まあ、神戸の極西ガラの悪いタチの悪い須磨、それも沿岸部の漁村あがりの下町で育ったオレとしては、「あのへんの連中は、ホンマ、ええカッコしぃやなぁ」とオモロく読んだ。以降の小説は芦屋のぼっちゃん達の話じゃなく、田舎者の話で、そいでも、同じノリでええカッコしてるから、読まなくなった。

 まあ、知っている人は知っとるのだろうが、ちょっと前、エルサレム賞というのを取った。で、現地イスラエルで受賞スピーチをおこなったそうである。

すごく頑丈で高い壁があって、それにぶつけられて壊れてしまう卵があったとして、そして、その壁がどんなに正しくて卵がどれほど間違っているとしても、僕は卵の味方をする。

[From 壁と卵 より一部引用 全文訳が乗っているので 興味のある方はどうぞ]

 うーん。「壁と卵」ちう気どったこというからわからんのであーる。
  いろんなブログでは名言だ感動したこのスピーチは彼の最高傑作だブラボーブラボーなのだが、オレはアホなので、なーんのことかさっぱりわからんのである。村上春樹を大江健三郎みたいにしたくてしゃあない人たちにも意外にも好評であるようだった。どっちにしろ、どこの 国のなんの賞もらおうがもらうまいが、スピーチで何を云おうが何を云ったとしても、小説は小説、すばらしい小説はすばらしいし、カスはカス、実はどーでもええのである。それを重々承知の上、オレはあえて苦言を呈したいのである。 
 
たとえば、こんなふうに。

 「すごく強くてしかも大金持ちの讀賣巨人軍があって、それにぶつけられては壊滅的な敗北を繰り返すヤクルトスワローズがあったとして、そして、その読売ジャイアンツがどんなに強くてスワローズがどんなに弱タンの根性無しても、僕はヤクルトスワローズの味方をする」・・・・と、何故云えなかったのか? オレはスワローズファン(もちろん今はもうふぁんでもなんでもないのかもしれんが)としての村上春樹を糾弾するのであーる。
 イスラエルが大嫌いな讀賣巨人に例えられるのを不快に思うなら、百歩譲って、阪神タイガースでも中日ドラゴンズでも横浜ベイスターズでも広島カープでも良しとしよう。

 壁と卵・・・・こういうこと書くから、オレとしては、そもそも単に卵を壁にぶつけなかったらええやんとしか思わんのであーる。だいたい、フツー、卵は壁に投げるもんではなく、スクランブルエッグにしたり納豆に混ぜたりするものだからである。だいたい、食いものを粗末にするヤツは出世できないのであーる。だいたい、オレは卵を壁にぶつけたことは一度もない。多分、世論調査したわけでないが、全世界でも3%いるかいないかだろう。

 百歩譲って、卵の割り方を知らない乱暴者が、ええい面倒くさいとばかり、玉子焼き作るために壁に向かって壁に投げつけて割るというヤツがおったとしても、あとで、まあ、ムダは多いが、殻の破片をひとつひとつつまみだしながら、壁にへばりついたぐちゃぐちゃになった卵を鍋なりボウルなりに集めれば、スクランブルエッグなりかき卵なりオムレツの良い原料になるだろう。それでも目玉焼きを食いたいとしたら・・・・うーん。壁を高熱にしておいて、投げ方を工夫すれば壁に玉子焼をへばりつかせることが可能になるかもしれん。あかんかもしれんが。まあ、それなりの工夫をせなアカンちゅうことである。そういうものである。
 村上春樹が、「卵の味方」して、「玉子焼きできろ」といくら念じても、悲しいかな、あんまし影響はないように思える。

 だいたい、村上春樹は神宮でスワローズ戦ところ見て、小説を書くようになった男(下記参照)である。まあ、よくは知らんが、今は、大金持ちだと思う。スワローズのおかげだ。この際、たとえ、イスラエルにおろうとも、ガザ地区におっても、現地での一人でも多くのヤクルトスワローズファンの獲得に努め、「恩返し」に徹する・・こういうやり方もあるのである。

「僕は作家になるんだ」と悟って体がふるえた時のことを村上はありありと思い出す。早春の午後の東京だった。日差しは優しく、そよ風が吹き、焼きイカの臭いがしていた。そして、野球ファンの応援の声が聞こえていた。一九七八年四月、村上は二九歳だった。彼は神宮球場の外野席に座って、ヤクルト・スワローズと広島カープの試合を観戦していた。アメリカ人デーヴ・ヒルトンの来日初打席だった。彼は二塁打を打った。その瞬間村上は、僕は小説を書けると悟った

[From 村上春樹の世界を歩く(千駄ヶ谷を歩く)]

 まったく、すばらしいエピソードである。壁と卵のエピソードなどふきとんでしまう。・・・まあ、えらそうに、他人にあーせいこーせい、云うのは、アカンな。まあ、「大江健三郎」みたいにがんじがらめにならないように今後も小説家としてがんばってほしいものである。

2009年2月17日火曜日

映画「二十世紀少年」レンタルDVDで観た

また、寒くなってきた。

 さっきまで、ゴッドファーザーPART3,観ていた。PART3,観ていなかったみたいなので(観ていて忘れてるかもしれないので、こういう表現になる・・人生とはこういうもんです)、ラストではカワイソ過ぎて、感涙。
また、寒くなってきた。しかし、まあ、中川某、ヨッパライちゅうのはオモロイもんだなあ。もうボロクソ云われているが、オレのようにアルコールに弱い人間としては、同種の状況によくなったものなので、むしろ同情的である。社長相手にややこしい話を聞かされややこしく受け答えしとるうちに、ふっと意識が途切れたら30分経ってた、とかザラだったもんなぁ。


 えー、二週間ほど前、レンタルで「二十世紀少年」観た。まあ、原作でもこのあたりは、メッチャクチャオモシロイ部分だから、まあ、メチャクチャオモロかった。とはいえ、時代風景の描写がステレオタイプ的わかりやすい「60年代」風景なのでDVD買うまでのことはない。

 ただ、悔しいのは、この話はワシら世代、つまりオレよりひとつ学年が下の連中(作者の浦沢直樹は1960年の早生まれ・・オレらより学年一つ下) の話なのだが、映画のキャスティングは10ほど下の世代で占められており、そこが、ひっかかる。ひっかかるのだが、ユキジ役、志穂美悦子強引に持ってくるならともかく、浅野ゆう子や片平なぎさなんかだったら、やっぱ、常盤貴子の方が断然エエと思うし、まあ、しゃあないだろう。


 第二部第三部となると、ワシら世代の恥ずかしい部分がどっと出てくる。
 ・・ウッドストックコンサートをやたら神格化し、イージーライダー的世界に意味もなく憧れ、豊かで上の世代からも可愛がられてなんの不満もないのに、ファッションとして「反体制」を標榜し、なんの信条も知識も無いのに、「サヨク」っぽい言動をしてみて、60年代の若者のスタイルをマネして、とかく「絶対悪」を見つけ出しては、それをあんまり関わりがないのに、攻撃したりする、という困った部分がどっと前に出てくる。「ホンマの敵」などいないのに、無理矢理何かを「敵」にしたくって、そいで、60年代っぽい雰囲気味わいたいだけなのだ。

 原作の浦沢直樹はそこのとこ痛感していたのだろう、ワシら世代にとっていなかった「敵」すなわち’ともだち’として見事、「二十世紀少年」の中ででっちあげてみせて、ワシら世代の「憧れ」、完全な悪に立ち向かうワシら正義の味方という、部分をうまいこと満たしてくれていたのだが・・・。単行本で24巻ちょっとという冗長さでそれも薄れ、ワケわからんようになってもた。ストーリーを長くし過ぎた。 

"20世紀少年 第1章 終わりの始まり 通常版 [DVD]" (堤 幸彦)

2009年2月15日日曜日

弘田三枝子の「人形の家」と「あなたがいなくても」

 最近、ここの更新、週一レベルになってきた。
 歌謡曲の感想文書くブログなのだが、プロ野球にいかに頼っていたか、わかるというものである。
 CDとか一頃ほどではないが、そこそこ買っているのであるが、それよりもDVDを観ることが多くなっているので、どうも調子が狂ってしまった。
 映画の感想文書くのに必要な脳味噌の部分と、音楽の感想文書く脳味噌とは違うな。脳味噌に端子つっこんで、調べたわけでないので、どっちがどうかわからん。まあ、NHKが「ためしてガッテン」やらで、いつかやってくれるだろう。どっくに、やったのかもしれんが。
 ただ、一つだけ云えるのは、音楽バカみたいに聴いていると調子が良く、映画は見終わったら、どっと疲れる。まあ、そういうことである。

 なんか、もう春ですなあ。

 昨日は、久々に洗車とワックス掛けをした。軽自動車じゃない方。月曜日、車検なので、どうせワケのわからんコーティングとか勝手にしてくれるので、別に今しなくてもいいのだが、

 この前したのは、いつのことだろう。秋頃かもしれん。ひさびさだったせいか、ふらふらになってもた。
 まあ、当たり前だが、ぴかぴかになった。

 しかし、屋外駐車ゆえ、すぐに、今、クルマの頭上の樹上で、サカリを迎えている鳥の糞だらけにすぐなってしまうのだが。

 で、今日は三木や三田あたりを軽く走らせたのだが、弘田三枝子の「あなたがいなくても」にハマる。まあ、オレにとりジャックスと弘田三枝子ちゅうのは、聴いたら最後、ハマってしもて、同じ曲何度もリピートしてしまう。

 ノリノリの和製R&Bというか和製モータウンサウンドで「あなたがいなくても、わたしは生きていく」 ちゅうゴキゲンな歌だ。下に例によってYouTubeから引用してあるので、まあ、気が向いたら一度聴いてみてほしいもんである。

 これが、ダイエット後整形後の弘田三枝子の復活作で、すさまじいほどヒットした、どシリアスな「人形の家」のシングルではB面というのだから、 オレなんかは嬉しくなってしまうわけである。

 もちろん「人形の家」は名曲中の名曲だし、もちろんオレも好きな曲だし、弘田三枝子ならではオイシいとこを歌にぶち込まれているし、だいたい彼女が整形したのも、ダイエットしたのも、この曲のイメージにあわせるため、とオレなんかは思っているほどである(事実はそうじゃないかもしれんが、オレはそう信じとる)。

 それでも、でも、だ。でも、 人形の家出す寸前までは、「渚の天使」や「可愛い嘘」やらノリノリのゴキゲンな、そしてどっちかというとオレの好きな弘田三枝子を120%全開の曲がずらーーーっと並んでるのである。そして、シングル「人形の家」のB面も「あなたがいなくても」もホンマ、凄いノリである。

 もしも、「人形の家」がヒットしなかったら・・・。やめておこう。



 


2009年2月9日月曜日

フツーの日記

 一週間ぶり。
 おお、今年は、風邪をひかないですみそうである。これというのも、昼飯に、讃岐うどんにネギてんこ盛りにして喰っているおかげと思う。実際、この前、動物園のチンパンジーが風邪予防の為ネギばっか喰わされているニュースを見た。
 オレがネギをチンパンジー並に大量に喰えるのも、ひとり暮らししとるとき、うどんや納豆の薬味としてだけでも、ネギ一把買うもんだから、余って仕方なく、水栽培すりゃ腐らし、冷蔵庫に入れても忘れて腐らす、常温で保存しても腐らす、で、オレという人間も腐ってしもた。しかも、東京で細ネギはJALで九州から空輸されてくるやつしかなく、それが、当時も200円とぼったくり価格、それを薬味として先っぽの3センチほど喰うだけ、あまりにもあんまりである。ある日、ええいっとばかり全部刻んでうどんにぶっこんで喰ったら、意外と旨かったんで、爾来、ネギは買ったら全部刻んで、その日の内に消費するというパターンを確立したのである。

 人生塞翁が馬、ちゅうが、この前ハードディスクが安かったんで買ったって書いた。
 で、暇なとき、あれやこれやしてたら、昔の外付けハードディクスがワケのわからん症状に。ホンマにいかれたんなら、まあ、アキラメがつくのだが、コピーしとると途中で止まり、いっぺん電源切ってまた入れると、再び何もなかったようにキチンとマウントする・・・というのだ。もちろん、完璧にコピーできたワケじゃないから、それを消去して再び、コピーしなおすのであるが、うまいこといったり、いかなかったりするから始末に悪い。まあ、外付けがこういう症状起こすのは、やがては逝ってしまうちゅうことだから、「こりゃ、今のウチにダマシダマシでも、全部コピーしとかなアカン」と思うから、数ギガコピーしては途中で止まり、ファインダー強制終了して、外付けの電源切って入れては、再びコピーし直すという、うまいこといったらオーケー、アカンかったら、同じ作業の繰り返し、と、まるで、賽の河原で石を積んでは鬼に蹴散らされる、ガキのような行為をえんえんとしとったわけだ。まあ、おかげでなんとか、外付けのハードディスクの中身はコピーし終わったが、なんのことはない、せっかく買った内臓ハードディクスの空き容量がほぼいっぱいになってもた。
 
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2009年2月1日日曜日

ハードディスク追加

 寒いような温かいような。
 ソフマップ久々に行ったら、1TBのハードディスクがなんとまあ、8,000円切っていたんで、つい・・・・(バルク品、シーゲートのWDなんちゃらちゅうやつ)。
 まあ、なんちゅうか、本中華、こうまで安いともう、笑ってしまうしかなく、かといって、オレのiTunesライブラリ放り込んだところで、まだまだえんえんに余っとるワケで。
 ちゅうことで、ハードディスク入れ替え作業をしこしこやっています。もうここまで安いとDVDとか丸ごと入れてもざっと1TB/4.7GBで200枚以上は入ってしまうワケで。
 さて、広大ななーんもない荒野を前にどなしよか、と。。

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