彼女の彼女たらしめている彼女独特の声がオレはあんまし好きじゃないので、そのつもりで。iTunesMusicStoreでも、美空ひばり買えるようになったのだが、どうしても、クリックできない。
むらさきの夜明け{吉岡 治作詞 原 信夫作曲 森岡賢一郎編曲 昭和43年)。「真っ赤な太陽」(昭和42年)の路線、つまり数少ない美空ひばりの「ひとりGS」である。
彼女最後のメガヒット「真っ赤な太陽」に隠れてしもてるが、ミニスカ期の彼女の曲の中では、オレはこっちの方が好きである。
YouTube - むらさきの夜明け
まあ、レコードバージョンの方は、典型的な「ひとりGS」。ギターがカッコ良い。こっちは、「真っ赤な太陽」のブルコメでなく、津々美洋とオール・スターズ・ワゴンである。
声が波のようにうねり波状となって押し寄せてくる。何度も云うように、彼女の声が嫌いだが、こうやって、次から次へうねって襲いかかってくると、逆に快感になってくるから不思議だ。
「真っ赤な太陽」で真っ赤かに燃えてしもた後の気怠さ、疲労感、その「終わった後」もがんばろうとした時のなんともいえない気持ちに同調できる。躁の年「1968年」臭さよりも、鬱の「1969年」っぽい。
Blogged with the Flock Browser