2008年10月27日月曜日

1969年の日活映画「愛するあした」

はつよさんのご厚意により、念願の1969年の日活映画「愛するあした」(愛するあした(1969))を観ることができた。いやあ、ホンマ素晴らしい映画である。
 ブログ更新間が空いたが、この映画観たら、いろんなことを書きたくなって、書いたら、例によって収拾つかなくなって、まあ、ここはひとつ、じっくり書いてやろうと思たわけだ。まあ、税金の季節でもあるので、まあ、ゆっくりと。

 1969年の日活映画「愛するあした」、久々にハマってしもうたがな。
 基本的に、音楽めあてで観たのだが、どっこい、映画としてもオモシロかった。感謝感激雨あられですわ。

 おかげで、このところの「赤いスイートピー」症候群が直り、暇でぽーっとしている時など、「赤いスイートピー」じゃなく「愛するあした」を口ずさむようになり、気分よい。まあ、そばで聴いている人がいたら、どっちも、似たような「唸り」かもしれないが、それはそれ、あれはあれ、である。

 さて、映画「愛するあした」、伊東ゆかりの超名曲「愛するあした」(東海林修作曲安井かづみ作詞)をフューチャーした「歌謡映画」というジャンルに入る映画である。
 主演は、伊東ゆかり、松原智恵子。和田浩治、中山仁、ワイルドワンズ、あと内田裕也がターッとかトゥーとかしか云わない役、東宝の「久太郎」有島一郎、おばけのQ太郎の曽我町子、左とん平とか。日活ゆかりの脇役が出てないような気がするが、製作が芸映社だからか時代が時代だからか、そいでも、配給は日活映画でちゃんと日活のマークで始まる。

 舞台は1969年のどこぞの私立大学、学生運動もそろそろ下火になった頃である。伊東ゆかりと松原智恵子は学園のマドンナというかアイドルというか、彼女たちが出る授業は全員出席、立ち寄る飯屋はいっぱい、広末入学時の早大よりスゴいか。彼女たちをストーカーしている専門の盗み撮りグループ(これが、ザ・ワイルドワンズの面々というのであーる)さえ存在する・・・。

 松原智恵子にからむのが日活の生え抜き和田浩治、それにふりまわされるのが、伊東ゆかりと中山仁という図式。

 松原智恵子の文通相手ブラジルの大富豪中山仁(日系三世のブラジル人という設定)が彼女に会いに来ることになって、大騒動、恋人和田浩治を伊東ゆかりに預けて、大騒動、文通相手に会って大騒動、あれやこれや、で途中、伊東ゆかりの孤児院が経営不振で閉鎖するかもという状態がわかり、あれやこれや、というお話である。

 今回は、伊東ゆかりと、オレの大好きな曲「愛するあした」を中心にこの映画を感想を書く。 


 「愛するあした」以外では、伊東ゆかりでは「朝のくちづけ」(有馬三恵子作詞鈴木淳作曲森岡賢一郎編曲)、「汐風の二人」(安井かずみ作詞平尾昌晃作曲)「知らなかったの」(山口あかり作詞平尾昌晃作曲)、あとクレジットされていないが、童謡「あのこはだあれ」「浜千鳥」を歌うシーンがある。もう伊東ゆかりが歌手として全盛期の映画なので、童謡のシーンも新鮮で良かった。伊東ゆかりの「小指が痛い」も、和田浩治と子供達によって唄われてたりする。

 GSでは映画出演は珍しい、ザ・ワイルドワンズが出てて、「昨日に逢いたい」「バラの恋人」「マーシー・マイラブ」「すべてを捧げて」。まあ、扱いがなんか半端な感じがするが、それでも、伊東ゆかりと和田浩治の仲に悶々としながら唄う「すべてを捧げて」は、笑えた。
 
 でも、やはり、「愛するあした」(東海林修作曲安井かづみ作詞)である。オープニングと終わりの伊東ゆかりの歌が入ったパターン以外にも、映画中、インストでいろんなバージョンが入っとる。

 ・ギターアコースティックバージョン (松原智恵子がひとり部屋でいるシーン、行きしのタクシー内、松原智恵子・中山仁が競技場)
 ・サンババージョン (松原智恵子・中山仁ダンスシーン)
 ・ムードミュージック風バージョン (松原智恵子・中山仁ナイトクラブにて)
 ・マーチ風バージョン (ヨコハマ港外国客船)
 
 多分他にもあるんだろうけど、オレが見つけたのは以上。
 
 
 これらの曲がまた、程よくロマンチックだったり洒落てたりしてシーン(主に松原智恵子が出演しているシーンに多い)に溶け込んでいるわけである。「愛するあした」という曲が、いかに当時の歌謡曲としては異質か、よくわかる。まあ、例えば、映画中で伊東ゆかりが唄う「朝のくちづけ」「知らなかったの」、或いは、大ヒットした前年の「小指が痛い」でも、90分なりの映画のテーマミュージックとして、インストをボサノババージョンとかサンババージョンとかシーン毎に変形されての使用に耐えられたか、どうか? 
 
 ともかく、「愛するあした」以外がテーマミュージックなら、映画の印象全く違ったものになっただろう。団体行動が中心の学生運動終焉後、ようやっと個人に戻り、それぞれの学生生活に戻りつつあり、そして学生運動とはまったく別の次元でみんながまとまってみせる、というこの映画では、オレは他の曲じゃやっぱ無理だと思うのだ。

 ラスト近く、伊東ゆかりのソロによる熱唱、学生運動の闘士たち応援団のむさ苦しい連中あとフツーの学生とか孤児院のガキ共巻きこんで全員との合唱シーンであろう。ただただ感動する以外ない。


 
 上の映像で伊東ゆかり、メッチャクチャきれいに映っているが、映画でもそう。伊東ゆかりが「うふっ」を使いまくるがメッチャクチャカワイいぞ。
 まあ、一週間かけて、この程度・・・か。まあ、しゃあない。
 ちゅうことで、次回は、この「愛するあした」は同時に、松原智恵子と和田浩治の日活映画でもあるので、そっち側から、書いてみようと思う。

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2008年10月17日金曜日

こんなヘッドフォン買うてしまった。

maxell Vraison 高音質化技術「Bit-Revolution Tecnology」採用ヘッドホンシステム オーバーヘッドタイプ ブラック HP-U24.OH-BK
HP-U24.OH-WH/BK/SL
HP-U24.ON-BK
MP3なのにSACDに迫る高音質! マクセルの「Vraison」がPC音楽ライフを変える:レビュー - page2 - CNET Japan

 例によって例の如く、宣伝文句、スゴいが。
 一番の動機が音が良くなるとかどうのこうのより、アマゾンで3,500円ほど(変動あり・・・でも定価ベースでは2万円ほどする)であった、ちゅうことである。

 それに、上の写真の右の箱みたいなのが、パソコンとはUSB接続、ヘッドフォンジャックでヘッドフォンとつなげるため、どんなヘッドフォンでも使え、ちょっとしたUSBデジタルオーディオプロセッサーとして使えるわけであーる。それだけで、もう元取れるわ、ちゅう感じ。

 あと、下のようなソフトもついていて(但しMacの場合、ダウンロードしてくることになっている)、これを通したら、音が良くなるということである。
 VraisonBR.jpg by you.

 あと音の良し悪し、ちゅうのは、オレには、ようわからん。あんましそういった意味で耳は良くない。  オレの場合、最も簡単な判定方法があって、いつものように、同じ曲何回もリピートして、聴き疲れするようなら、なんぼ周波数がどうのこうの補間がどうのこうの云われても、使えない。でも、今のところ、そうしたことはないから、エエんではないか。
 まあ、二万円だったら、もっと、どうのこうの、云うのだろうが、なにせ、3,500円、文句言うたらアカン。
 ついてきたヘッドフォンつなげず、今までのヤツつなげて聴いてますわ。
 今のアマゾンでの価格はこんな感じ、オレが買った時より高くなってるみたい。


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YouTube - むらさきの夜明け

 畏れ多くもかしこくも、美空ひばりネタ。
 彼女の彼女たらしめている彼女独特の声がオレはあんまし好きじゃないので、そのつもりで。iTunesMusicStoreでも、美空ひばり買えるようになったのだが、どうしても、クリックできない。
 むらさきの夜明け{吉岡 治作詞 原 信夫作曲 森岡賢一郎編曲 昭和43年)。「真っ赤な太陽」(昭和42年)の路線、つまり数少ない美空ひばりの「ひとりGS」である。

 彼女最後のメガヒット「真っ赤な太陽」に隠れてしもてるが、ミニスカ期の彼女の曲の中では、オレはこっちの方が好きである。
YouTube - むらさきの夜明け  
   まあ、レコードバージョンの方は、典型的な「ひとりGS」。ギターがカッコ良い。こっちは、「真っ赤な太陽」のブルコメでなく、津々美洋とオール・スターズ・ワゴンである。
 声が波のようにうねり波状となって押し寄せてくる。何度も云うように、彼女の声が嫌いだが、こうやって、次から次へうねって襲いかかってくると、逆に快感になってくるから不思議だ。
 「真っ赤な太陽」で真っ赤かに燃えてしもた後の気怠さ、疲労感、その「終わった後」もがんばろうとした時のなんともいえない気持ちに同調できる。躁の年「1968年」臭さよりも、鬱の「1969年」っぽい。
 
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2008年10月16日木曜日

☆七瀬ふたたび 、視る

昔から七瀬役はエエ女が多いのだが、今回はおそらく史上最高であろう。もちろん、聖獣学園出演後ほやほやの多岐川裕美には別の意味でまだまだ届かないが。でも、オレの中の「今日日の娘さん部門」では長らく一位を占めていたガッキーを抜き、蓮佛美沙子に入れ替わった。寅さん第一作前後の倍賞千恵子を彷彿とさせる。新垣結衣・・なんか、ポッキーの精神を忘れ、変な方向へ云っとる。今こそ、ポッキー一本を丁寧に舐めて、初心に戻って欲しいものであーる。

蓮佛美沙子

がともかく、メッチャクチャええ。 七瀬ふたたび | NHKドラマ8
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☆Flock Browser を使ってみる

 ウェブブラウザ、Firefoxすら使わないで、ずっと、Mac純正Safariを使っていたのだが、このたび、Flock(Flock Browser - The Social Web Browser) というのに変えてみる。
   このブラウザ、ウェブブラウザとしての機能がどーのこーのいうより、Blogエディターとしてかなり優秀なのだ。まだ国内のブログには対応していないみたいだが、ここのBloggerとかに対しては、至れり尽くせりの感じで、ブラウザで別ページを閲覧中、オモロイ記事があったら、そのまま、ブログにできたりする。また、ウェブクリップボードというのがあって、複数の記事からほぼ一発で引用可能であーる。例えば下のようなことが一発ででけてしまう。

蓮佛美沙子

蓮佛美沙子 - Wikipedia

  image
Amazon.co.jp 商品紹介    独自の新技術「Bit-Revolution(ビット・レボリューション)テクノロジー」により、CDやMP3等のデジタル音楽を高音質化し、「自然な心地良い音」で再生するPC専用の高音質化システムヘッドホン。 商品の説明 マクセル独自の新開発の高音質技術「Bit-Revolution(ビット・レボリューション)テクノロジー」を採用。操作性に優れた制御システム機能。USBバスパワー駆動


VraisonBR.jpg by you.  ちゅうことで、しばらく、Flockからブログ更新してみるので、ケッタイなことやおかしなことがおこったりしても、怒ったらアカンよ。
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2008年10月13日月曜日

久々にワックス掛け

 3連休と云ってもオレの場合二連休なのだが、晴れてるし、まあ、どっか行こうと思ったが、昨日のことと、ガソリン代のことを考え、ここはひとつ、ワックスでも掛けたれ、ということで、クルマのワックス掛け。半年ぶりかなあ、いやあ、昨年末以来かなあ、それにしても、まあ、どっと疲れた。

 昨日、不用意に元町までクルマで行って、帰り大渋滞に巻きこまれてしもたのであーる。それも、帰りの、天神橋という空いていたら家までの3分ほどの距離にあるところから、突如混み始め、そっからえんえん数十分かかったのだがから。アホらしいというか、ジリジリするというか、なんということか。国土交通省よ、国家財政破綻してもやむをえない、東の方にもう一本、淡路に行く大橋建設してくれぇぃ。淡路島四国中国地方のみなさん、神戸ってなーんもないつまらんところですから、そちらの大自然に囲まれた素晴らしい山とか海とか古いお城とかショッピングセンターへ行った方がええですよ。

2008年10月12日日曜日

オレの好きなアメリカンロック

 プロ野球も今日で終わり。ヤクルトは昨年の最下位を脱出して、5位に躍り出た。まあ、よかったよかった。
 油断の恐ろしさを痛感した今シーズンでした。まさに祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり、驕れるタイガースは久しからず・・・とゆーことで、音楽サイトに戻るわけであーる。まあ、ナベツネもジャイアンツが優勝したんで、満足しとるみたいだから、来季はもう貧乏弱小球団から、主戦力をごっそり奪うことはもう無い・・・と思うが自信がない。讀賣優勝に貢献したったんだ、ラミレス返せ。

 
 聴く音楽は歌謡曲とレゲエばっかなのだが、そいでも、ちょびっとはロックも聴く。オレがロックばっか聴いてた頃、アメリカのロック、ちゅうとスカスカで音がバカでかいけど、オレに直撃せず、そのまま、体を通り抜けて、後ろの虚空へ消えていくちゅう感じがして、あんまし聴かなかった。ところが、最近、ちょびっとばかし聴くのはアメリカのが多くなっている。年取ってバカになったのかもしれん。だいたい、テロ国家指定解除やらサブプライムローン破綻を見ても、あそこの国の基本基調はアホである。・・・ややこしくなるので、とっととYouTube。
 
 

サンタナのファーストアルバムに入ってた、Treatである。evil wayの方が好きだが、動画いいのが見つからない。この後、どんどんサンタナは悪ノリしてやたら長いわ、たるいわ、演奏しとるうちに恍惚としてしまうわ、横尾忠則にとんでもないジャケット作らせるわ、まったく興味がまったくない。

It's a Beautiful Dayという曲名みたいな名前のバンドの「ホワイトバード」。このグループ、ファーストのジャケットがメチャクチャ良く、ジャケット負けした変なグループである。ホワイトバードもアルバムではあんなにスバらしいのに、コーラスの声は出てないわ、例によって例の如く悪ノリして、ムダに長くしてしもている。

クイック・メッセンジャー・サービスというグループの「フレッシュ・エアー」という曲。不思議に昔から大好きな曲なのだが、やっぱ、レコードの方がええなあ。アルバムでのキレがなんで、ライブになると、たらーんと伸びきってしまうのだろう。

 ちゅうことで、なるべく、当時の映像をみつけたつもりだが、あんまし・・・、でしたわ。
 いちおう、レコードをのせとくわ。どれも、最近、よく聴くアルバムであーる。


"サンタナ" (サンタナ)


"It's a Beautiful Day" (It's a Beautiful Day)


"Happy Trails" (Quicksilver Messenger Service)

2008年10月8日水曜日

十月八日の風景

 きんもくせいの薫りは知っとるが花がどういうのか知らんので、道を歩いていても、どこから香ってくるのかわからん・・・てなことを思いながら、夕方散歩してたら、近くのマンションから怒声とも落胆ともとれる奇声が、それも複数の部屋から、きこえてきてびっくりした。今日は、わりと温かかったので、窓を開けておるところが多いのである。
 帰って早速、テレビで試合をチェックしたら、納得。
 深入りしたくないので、あまり書かないが矢野が押し出しを選んだ後の打者に対して発せられたものと推察される。
 結果はご存知のとおり。ついに、セ・リーグの首位のチームが入れ替わり、それはそれは、おそるべき事態になってしまった。
 世界的な株価の下落、皇居のお堀に真っ裸で飛び込み暴れまくった外人が出たり、オレのセ・リーグ優勝占いから云うとこれは阪神優勝の卦が出ておるのであるが、王引退、ノーベル賞連発が効いたか・・・はてさて、残り試合どうなるのであろうか?・・・ま、興味ないけどね。

 てな騒ぎをよそに、スワローズは地道に勝ってしまっていた。今年は連敗が多すぎたわな。
  ちゅうか、まあ、野球のネタばっか書いてしまって、すっかり、音楽のこと書いてないな。ちょっと、気合い入れて、音楽を聴こう。

2008年10月6日月曜日

プロ野球 - 野球 - SANSPO.COM

よかった。よかった。まあ、これでなくちゃいけねぇよ。

ヤクルトの石川は6回1失点で、自己最多に並ぶ12勝目。

[From プロ野球 - 野球 - SANSPO.COM]

2008年10月5日日曜日

「赤いスイートピー」が耳について離れない日曜日

 雨。
 しかし、クルマ運転している時、なにげなく、「赤いスイートピー」口づさんでいるのに気づき愕然とする。
 好きな歌でもなんでもない。なんでそうなったのか、わかる人はわかる、わからん人はわからんやろが、朝の連ドラ、マナカナ失敗しとるし、今回はあんまし熱心に観ているというわけでもないのに。ユーミン松本隆のコンビ恐るべし。

  しかし、NHKの朝ドラ、この頃、ネタ切れなのか、前のはストリートダンサー、今回もストリートミュジッシャンがなんやかんやの話みたいだし、いっそのこと、ストリートチルドレンとか主役に持ってくるとええのに。

2008年10月3日金曜日

十月三日

 まあ、稲葉や岩村、石井一の活躍、それにラミレスの活躍をみるにつけ、つくづく、金の無い球団のミジメさを味わい、貧乏を呪い、往年の浜田光夫並みにグレておるわけだ。今夜も、途中経過を見て、0-5で負けてたんで、いつものように、今日の丑三参り用に新井と鳥谷のわら人形を作っておったわけだ(金本と球児の人形は下請けに出して大量に作り置きしている)。

 それが・・・。
 逆転して勝ってもたがな。
 まだまだ人生捨てたもんやない。

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