2008年5月1日木曜日

強くてごめんね、今夜も負ける気せぇへんわ

 地元にサンテレビというUHF局があり、甲子園で試合のあるときは、よく(昔は全試合だったが)中継をしているのだが、今朝、新聞の番組表みると、猛烈に腹が立った(下に引用)。でも、昨夜の悲劇を思い出したら、今度は悲しくなってきた。

強くてごめんね、今夜も負ける気せぇへんわ

[From TV番組/サンテレビ/05月01日 18:00-21:24/プロ野球]

 ホンマ甲子園というのは、智将野村克哉氏がスワローズ監督時代に、いみじくも指摘したように「魔物が棲んでいる」のである。今年の阪神はもう開幕ダッシュに成功し、しかも、昨夜の新井のサヨナラホームランでノリに乗っている。スワローズは、といえば、「生きる」の志村喬みたいに地道に健気に三歩進んで二歩下がるような人生を歩んでいる最中である。今の甲子園でのタイガースちゅたら、金が黙っていても入ってくるような地上げ屋状態でアメ車のフルオープン、乗れるだけ水着のネエちゃんをぶひぶひ乗り回しているところに持ってきて、「甲子園の魔物」背中に背負っているのである。

 しかも、あの傲慢なサンテレビが、「強くてごめんね、今夜も負ける気せぇへんわ」と、謙虚にも「ごめんね」と謝っているのだ。そのチームに立ち向かう、ブランコ乗ってしなびた唄歌っているような志村喬みたいなチームがどうやったら、勝てるのであろう? 勝てるわけ無いのである。

 ・・・と、今日はここまでにしておく・・・と思ったけど、やんぴ、ざまあみやがれ、驕る平家は久しからず、ちゅうもんや!!やっぱ、おてんとうさまは、ちゃーんと見てらっしゃったんや、おしり、ぺんぺん。

 (野村克哉=>野村克也の間違いでした。ご指摘ありがとうございました)

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