2010年5月30日日曜日

あえばやっぱりオースチン

 年に一度の近所のスカイマークスタジアムで開催される、ブルーウェーブ・東京ヤクルトスワローズ戦。行ってきましたでぇ。
 高田が活を入れられへんかったのなら、このオレが入れたるでぇ、と思たがアカンかった。
  どうせ下位チーム同士の組み合わせ、閑古鳥が鳴きまくって、カッコーカッコーと輪唱しているかと思えば、駐車場満杯だったのでちょっと離れたとこへ駐車せなあかんかった程で、球場も甲子園並の混雑ぶりである。

 結果はまあ。
 それでも、周りはAOKIさんという名字(背中にローマ字で書いてあったので漢字はようわからん・・・ナンチャッテ)の婦女子が多く、その中で応援でき、良かった良かった。スワローズは今はホロスコープ、バイオリズム共に低迷しているが、まだまだ捨てたもんやありまへん。
 アルコール飲めなかったんで、帰りの車中、「自動車ショー歌」で気分を盛り上げる。
  盛り上げたものの、今はひとり、ジョイ・ディヴィジョンを久々にひっそり聴いているとこだ。やっぱり九連敗中の欠陥は昨日程度で払しょくされたわけでなかった。
 しかし、ようやっと日本も英国がJOY DIVISION生み出した状況に似てきたのだから、そろそろ、何かスゴイのが生まれてこないか、と思ったりするが、ドラマの中ですら「好感度」に縛られている「龍馬伝」のありさまみてると、絶望的になる。カンニングの竹山が人情に流れる時代だもんな。

 現代の日本でちょっと前まで三大バカリーダーと云われていたうちの一人(注 オレは高田元監督はそれほどでは無かったと思う あれほどかつての主力が他チームへ行ってしもたら、誰でも勝てん。この数年、マー君やダルビッシュが巨人行ったらレベルのことが頻繁に起きとるのである)が先日男らしく辞めたちゅうのに、あとの二大バカは今日もなお、「バカ」を振りまいている。サッカーの方はヤクルトスワローズと同じ状況にあるので、しゃあないが、国のバカリーダーの方は今なお、大活躍である。オレは野党時代から大嫌いだったので、興味はないが、口先だけでこれほど混乱を巻き起こすのを見ていると、「首相」としてはなるほどアカンかもしれんが、コメディアンとして見ると、ハーポ・マルクス以来のスゴイ天才ではないかと思ったりする。否、あれほど馬鹿丁寧に美辞麗句で飾って無意味なことをだらだら云う才能はグルーチョの方に似ているか。ぶら下がりのインタビューとか見たりすることがあるが、肝心の云っていること、テロップ無しでは理解できず、一瞬、オレはアホになったかと思うほどである。コメディアン、とするならば、政権交代以来のアレやコレやはシチュエーションコメディと見ると、見事に完成している。「怒ったら」アカンかった。笑うところ、だったのであーる。

シチュエーション・コメディは概ね次のような特徴をもつ。
連続ものだが原則として1話完結で、回をまたがる物語のつながりや進展は希薄である。
主要な登場人物はほぼ一定。メンバーがたまに変化したり、ゲストが登場したりすることはある。
主要な舞台が固定されている。
このような設定のもとで、毎回事件が起きるなどして生じるコミカルな状況が描かれる。

[From シチュエーション・コメディ - Wikipedia]

腹案とか自然の冒涜とかは「前回」の話で今は全く違う話が始まっとるんだな、そうか、そいで、今日、「ゲスト」の一人がいなくなったわけだ、また新しい「ゲスト」が出てくるんだろうな、ワクワク・・・(国家まるごと舞台に使ってコメディにしてええんかいな、ちゅう議論はひとまず置く)。

2010年5月29日土曜日

東京ヤクルトスワローズ、勝利

 長かった・・・・本当に。

【プロ野球】石川「長かった」初勝利
2010.5.29 22:59

今季初勝利をあげたヤクルト・石川=29日、京セラドーム大阪(撮影・白鳥恵)
 ヤクルトは開幕投手を務めた石川がようやく初勝利。「長かった」と安堵感が漂った。
 これまでもこの日以上の好投は何度もあった。それでも白星が付かなかっただけに「調子はそんなに良くなかったが、打線に援護された」と話す言葉には実感がこもる。これで自らの6連敗とともにチームの連敗も止めた。「自分が勝っていないのがこういうチーム状態につながって、責任を感じていた。まだ90試合以上ある。取り返せるチャンスはある」と巻き返しを誓った。

[From 【プロ野球】石川「長かった」初勝利 - MSN産経ニュース]

 石川だけじゃなく、ホンマ長かった。

2010年5月20日木曜日

名称未設定 1

まあ、今の政権、全然期待していないし、興味もなかったし、だいたい、悪口云うのもアホらしい(悪口云うのにもある種の愛情がいるのである)んで、なんぼちゃらんぽらんやっても、自ら朽ち果てる時までじっと、我慢しようと思っていたが、とうとう最悪の事態が起きてしもた。
 阪神大震災のとき、何が起きてたか理解するのに半日かかりなーんも手を打てなかった村山首相以来の失態である。口蹄疫ほったらかして、中南米に外遊するなら、そのまま、外遊ついでに、中南米のどこぞに亡命してきたら良かったのに。民主党の一部の人とあっち方面の人が理想としている国コスタリカとか(キューバはアカン。あんたの苦手な米軍基地ある)。
あとは保身の為の空疎な長々とした言い訳と膨大なバラマキ、その間、いたずらにどんどん増える犠牲か。やりきれん。物質同様に扱う欧米と異なり、家族同然或いはそれ以上に手塩をかけて育ててきた豚や牛を処分する方々の痛みぐらい、せめてわかってあげて欲しいものである。無茶云うたらアカンな。わかろうとする努力だけでもいい。


2010年5月19日水曜日

名称未設定 1

 最近は、(東京ヤクルトスワローズが負けても)あんまし腹が立たず、気分は「諸行無常」ちゅう感じ?
  もうスポーツニュース観るきしないので、NHKに変えると「SONGS」やってたのが、松田聖子が凄かった。歌手としては、声が好きでもなかったし、これからも好きにはならないだろうが、クロスワードパズルみたいに凝りまくった大滝詠一やら呉田軽穂の一連のああした曲を、今も、軽々唄っとった。もう、この年になると出なくなったりする音がある筈なのだが、全然そうしたことを感じさせず、簡単に歌いこなし、容姿の過剰なギラギラ感も伴って、不思議な迫力みたいなもんを感じた。

Final Cut Studio

2010年5月17日月曜日

上村かをるの「星くず」

 昨日、またも非常に残念なことがあったので、ちょいグレて、久保田麻琴と夕焼け楽団の「星くず」聴いて、プロ野球界の「星くず」を想っておったわけだ。で、YouTube探したらオリジナルは見つからんと、こんなのが、見つかった。  で、聴いてみたら、これが結構・・・。上村かをる検索しても誰かようわからんかったが、1978年の音らしい。おかげで、3点差わざわざ追いついといて、延長であっさり一発くらって負けてしまうという、残念さが少しはやわらいだ(気がする)。  ワシらは所詮星くずやねん。

2010年5月13日木曜日

2010/05/13

 何が、温暖化じゃ?5月に風邪引くほどの寒さのどこが温暖化ちゅうんじゃ。責任者でてこい。でないと、フツーのゴミの日にペットボトル入れたるぞ・・・と荒れていますが。原因はまあ、賢明なみなさん、お察しくださいな。

 野球やっている時間、これから読書と音楽鑑賞に費やすことにします。高田カントクちゅうのは、似たようなタイプの選手集めるのが好きみたいな気がする。今、ホーナーが欲しい。

2010年5月6日木曜日

名称未設定 1

 寒い。ことによると氷河期が来たみたい。 厚い厚い氷の奥底に閉じ込められる前に、なんとか、5位とゲーム差のない今のうちになんとか、這い上がって欲しいものです(なんのことかさっぱりわからない人はそのままにしときます)。

2010年5月2日日曜日

ツバメの季節到来の筈が・・・

 連休。須磨寺商店街ではツバメがびゅんびゅうん飛び交い、こりゃ、吉兆じゃ、と思いきや・・・。鯉の季節はツバメの季節でもあるのであーる。あーるのだが、広島カープはサヨナラで勝ち、東京ヤクルトスワローズは完敗、またも最下位に逆戻り。大リーグ出戻り投手大家に花を持たせるのはいいが、そんな余裕ないのに。  今は我慢我慢。って、このところ、ずっとだが。

2010年4月25日日曜日

ヤフーズバリ予想 ヨソボ、40から0の魔のサイクルにはまる

 ・・・・・・・・・(このブログで主語はおろか、文章すらないときは、東京ヤクルトスワローズがらみで非常に残念な思いをしとると、理解していただきたい)。
 今日は寒かったが晴れていたので、クルマで淡河あたりまで。なんか、山道なのに自転車がやたら多かった。

2010年4月23日金曜日

三島由紀夫・新潮文庫「サド公爵夫人・我が友ヒットラー」

 勝つときはあっさり勝つ。あっさり過ぎ・・・ちゅう気もせんではないが。久々の悦び。これで、競り合いに強くなればなあ。

 最近、三島由紀夫に傾倒しとる。フツーなら「ハマっている」と書くところだが、やっぱ、オレも人の子、ちょっと文学的に気取ってみたいのであーる。云うても、「金閣寺」や「仮面の告白」或いは「豊饒の海」とか三島由紀夫三島由紀夫したヤツはさすがにしんどい。三島由紀夫ちゅうても、俗な部分、フツーの女性週刊誌に連載していた作品群とかもあり、それはそんなに重くもなく、文章もいちいち辞書引張らなあかんかったり、使ってある単語ひとつひとつから思いクソ想像力膨らまさんとあかんかったり、或いは読後数日は、三島由紀夫モードになり、生まれた直後の記憶を必死にたどろうとしたり、ライターの火をみつめて、発情せなあかん、とか思ったりせなあかんかったりする必要はない。

 安部譲二つながりで「不思議な彼」(ご存知のとおり、作家安部譲二氏が若い頃がモデルの小説)を読んだら、すんなり読めて、調子にノってしもた。
 あと、短編集で、「憂国」読んだら、最高級のポルノであったので、調子づいた。おもろい! あと同じ短編集に載ってた「卵」という作品にはガツーンといかれた。ショートショートやん。百万円煎餅、
 ワシら世代は小学生六年生に三島由紀夫のあの事件があり、もう、それはそれはかなり偏見を持っておったのだ。ど右翼の狂人、という感じである。まあ、しゃああない、小学生である。それに悪いことに当時は朝日新聞ようやっと読めるようになっていた。
 それに題名が題名なヤツが多い。例えばこんなふうに・・・・

 ・憂国 もちろん。右翼礼賛小説
 ・我が友ヒットラー もちろん、ヒットラー賛美小説 (戯曲であるがもちろん、そこまで知らんかった)

 というふうに読みもしないのに勝手に題名から連想して思ってた。 私設軍隊を持ってた人なのである。
 後世の紹介記事とかでも、褌一丁のモノクロの写真とかが必ず一緒に乗ってたから、多分、雑誌で言うと「さぶ」とかの世界の人とも思ってた。
 さて、ちょっと前、「我が友ヒットラー」読んだ。
 おもしろかった。
 どこが、ヒットラー礼賛だ。ヒトラーというだけで、拒否反応おこしたらアカンかった。1945年までのホンマの国家単位の狂気の布石が打たれた、1934年夏の事件をわかりやすく説明してある。登場人物のキャラ立ての上手さはもちろん、言うまでもなくスバラしい。

 「政治的法則として、全体主義体制確立のためには、ある時点で、国民の目をいったん「中道政治」の幻で瞞着しなければならない。それがヒットラーにとっての1934年夏だったのであるが、そのためには極右と極左を強引に切り捨てなければならない。そうしなければ中道政治の幻は説得力を持たないのである。」(三島由紀夫・新潮文庫「サド公爵夫人・我が友ヒットラー」P・232「自作解題  作品の背景我が友ヒットラー」より引用)
 極右のレーム、極左のシュトラッサー、それをたった一晩で粛清してしまうのであるが、シュトラッサーの狡智さをはねのけるレームの忠犬ハチ公的心情が泣かせる。
 おもしろかった。


 でね、以下は妄想なので、真に受けてもらっても、困るし、野暮だからやめてほしいのだが、でね、「極右と極左を粛清して「中道」で全体主義体制を確立する」、なのだが、ふと、60年代後期の我が国にあてはめてみると、極左は1969年1月の安田講堂落城(いやむしろ、衝撃の度合いから1972年のあさま山荘事件か?)で、そいで、極右は、他の誰でもない1970年の三島由紀夫のあの事件で、ワシら一般ピープルの意識から除外されたわけで、ヒトラーのように自らの手を汚さずとも、当時のウチの国はそれぞれが勝手に消えていったわけで、やっぱ、なんかわらからんがある種の「全体主義体制」が確立してしもたのではないだろうか? でね、最近、そのウチの国独自の「全体主義体制」が崩れ、格差が生じ、みんな派遣切りはアカンとか 貧困化とか云うて慌てているのではないだろうか????、と穿ってみる今日この頃。
 でねでね、せっかく壊れかけているのに、また新しい「全体主義体制」作ったりしたら、イヤや。

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