2024年2月19日月曜日

クロスアンジュ観てラッキースケベについて考える




アニメ「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞」(2014)。

9年も前の作品であるが、なぜか、Twitterのトレンド入りしてたので、つい・・・観てしまう(ガンダムSEED FREEDOM映画公開によるもんだろうけど、ようわからん)。観て正解中の正解!

 ガンダムとか苦手なオレですら、ハマれたから、いかにこの作品のスゴい、かわかるだろう。


 美少女ロボットアニメ(と、次回予告で、水樹奈々さんが云ってた)。
 タイトルの「クロスアンジュ」はアンジェがさんざん苦労するから(と、次回予告で、水樹奈々さんが云ってた)。


 ガンダムみたいなロボットに乗るわけだが、基本姿勢がバイク、しかもユニフォームはあってないような感じで、パンツ直に跨がるスタイル。

 傑作である。

 3話まで極めて陰惨で陰鬱な話(皇女が堕ちていく話)でどうなるか、と思ったが、有名な「死にたくないx3お前が死ね」のセリフ一発からは、ガラッとノリが代わり、そのまま、ブワァアアーーーとストーリーに惹き込まれ、そのまま、持っていかれた。下品なとこは極限まで下品なため、むしろ、痛快。

 主要な登場人物、ほとんど、女性。絶妙なキャラの配置により、飽きさせない。

 東映の池玲子や杉本美樹やらの女番長シリーズやら、女囚さそり風味もあり、登場人物みんなスケバンみたい。ともかく痛快。
 池玲子ヒロインやったら、杉本美樹、杉本美樹ヒロインやったら、池玲子、のポジション、ヒルダも、いい。

 サリアという黒髪ツインテの美少女キャラ(Fateでいうところの遠坂凛みたいな感じ)も、きっちりキメるとこはキメているんで、安心。

 あれほど偉そうだったジルも、ラストでは、昭和歌謡でいうところの「だって、女なんですもの」という「情」を振りまいてくるから、油断できない。

 また、ねっちょりした悪役エンブリヲも、金子信雄を美少年にした感じで、いい感じに仕上がっている。

 しかし、観ていて腹が立つのは、エンブリヲではなく、ほぼ何度も統計学的にありえない確率なのに、何度も押し寄せてくる「ラッキースケベ」、それもえげつなくドギツイヤツを次々と決めているうちに、いつのまにか、ヒロイン、アンジェとええ仲になる、タスク、であろう。オレもタスクみたいな人生を歩たかった。

 さすがにエンブリヲも腹が立つのも理解できるというものである。

 
 最近のアニメだと、「何か」に遠慮して描ききれないものをきちんと描いているのがすばらしい、作品である。

 

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