翌週、泌尿器科(そういう症状が出た)へ行ったら、抗生物質をくれて、5日ぐらいしたら、ようやっと、落ち着いた。風邪はアカン。
オープン戦。スワローズ、「不思議の勝ち」をしてしまう。
こういう勝ち方、今、やっちゃうとあかん。
横浜生まれだが、神戸育ちである。
関東に就職し、しばらく、桜木町(野毛)に住んでた時がある。まあ、この時ほど、食に困ったことはない。ごくうらーめんが住んでいるビルの一階にあり、行ったが、不味かった。麺同士がくっついてる。
社長定食とか部長定食とかあるお店も行ったが、腹を満たす気持ちで行かないと、アカン。なんとかグリルという日活アクションに出てきそうな店は、まあまあ、であったが、いかんせん、閉店時間が早く渋谷からえんえん帰宅した時刻には、閉まってた。
野毛はまあ、夜の街、飲めないビールを頼みさえすれば、居酒屋が選択肢に入る。
そして、中華街!
三軒、立て続けで不味い(しかも、高い)店に行き、こりゃアカンと諦めた。
うち一軒は、不味いどころか明らかに食材が古く、途中で席を立ち、キャッシャーに直行し、店を出たほどである。
オレの人生で、食べ物屋行ってこんな食に対して、このような不実極まりない態度を取ったのは、初めてである。
多少微妙な味でも、完食していたが、文字通り、背に腹は代えられない。
そいで、会社の社長を、宥め賺し、ようやっと連れて行ってもらった、五六七か四五六か覚えてないが、なんとか菜館も、食材はともかく、味は微妙で、複雑な気分であった。社長やら、一緒に行った同僚たちは、飲んだくれて、紹興酒ばっか飲んでた。前菜がまあまあなことに気が付き、そればっか喰ってた。
帰りはみんなで楽しく、山下公園で花火した。
長者町だったか、街の中華料理店行ったら、価格であきらめのつく味であった。
神戸からきた友人をそこへ連れて行ったら、中華街中華街ぬかすので、「中華はな、神戸で食ったらエエねん」で納得させた。もっとも、ひょっとしたら、チャイナドレスが見たかったかもしれん。悪いことした。でも、それが目的ならなにも、中華料理店じゃなくても・・・。
まあ、当時は若かったので、マズいもんをマズいまま喰うことが、どれほど、アホを振りまくことかわかっていなかった。
たとえ、マズいもんが出てきても、自分で「おいしく」いただければ、いいのである。
・酒(今は飲めないので、アカン)
・なるべく、素材を活かした料理を頼む
・炒飯、焼きそばあたりで、だいたい、その店の傾向がわかる
・テーブルの調味料で工夫する 酢は偉大。
・味が濃ければ、たとえば、サラダ類を追加注文してみる
・前菜類だとましなこと多い。
ただ、当時は就職して間もないいわゆる学食舌であり、かなり許容範囲は広かったのに、マズかったんだから、当時の中華街はちょっとおかしかったんだろう。
まあ、オレと一緒に中華料理店行って、オレがクラゲの酢の物や前菜類ばっか頼み始めたら、そういうことだと、察していただきたい。
爾来、関東住んでた頃は、こっちへ帰ってきたら、三宮地下のタコ焼き屋「たちばな」へ直行、そのまま、歩いて元町別館牡丹園行くコースが確立した。
あと、関東の焼肉屋も、だいたい、こっちは、神戸牛由来のミノとかカルビとか食っているわけで・・・あかん、神戸牛のヒレ(焼き肉)喰いたくなった。シャトーブリアンは脂っこいけど、こっちはほぼ、タンパク質なのに、口に入れて閉じた瞬間、ばーっと肉の繊維がとろけ、旨味がばああああっと展開し、そのままダイレクトに脳みそ直撃する。焼き加減にもよるけど、溶けちゃうんである。
嗚呼。
腹減った。
なんか、スワローズが変な勝ち方をしてしまったため、昔話になってしもうた。