2020年7月30日木曜日

令和2年7月30日

 




   スワローズ、勝つ。
 しかし、前前夜、20点取られて負けとるので、素直に喜べない(といいつつ、めちゃくちゃ嬉しい)。

 それよりなによりも、弘田三枝子が亡くなった(27日)。
 
 いろんな方々が、いろんな追悼文を書かれているが、悪いな、弘田三枝子の「好き度」で云えば、オレが一番である。誰にも負けない。

 ダラダラ書き始めると例によって例のごとく、オレの気の済むまでダラダラ書いてしまいそうなので、亡くなった時ぐらい、うまいことをバシッと書いて決めたい。

 でも、「好き」、とか、通り過ぎてるからなあ。あるいは、歌謡曲や演歌に与えた影響やらは、「影響与えたから、エラい!」とか大嫌いな価値観だしぃ、第一、ガラじゃないしぃ。歌唱力が「天才」とかの褒め言葉は、それこそ、彼女が15ん時から、言われているし、「ヴァケイション」での「パンチ」、「可愛い嘘」での甘ったるく甘ったるく甘える歌い方やら、好きな歌い方挙げていけば、それこそ、終わらなくなるし。小林信彦や大滝詠一小西康陽桑田佳祐やらが褒めてたとかは「権威臭」ぷんぷんしてるし、だいたい、誰が褒めようが賞を獲ろうが、「今」、聴いてなんも感じないようなら、何の意味もない(但し、小西康陽については、「ダーリンオブディスコティック」弘田三枝子バージョンで見事蘇らせてくれたので、感謝しています)。

 で。

 ちょうど、今、どハマリしている「とある」シリーズ(とある魔術の禁書目録、とある科学の超電磁砲、アニメ、ゲーム含む)の主人公上条当麻について、「ありとあらゆる魔術師にとっての基準点」という表現があった。

 

上条当麻 - Wikipedia: "「すべての魔術師たちの願いと怯えが集約したもの」。より正確には魔術業界の総力のうち99.9%を占めるほどの力を有する「魔神」たちの願いの集約である。魔術とは極めれば世界を自由に歪められる力だが、歪めてしまった後に起きるかもしれない弊害は予測できず、元に戻そうとしても歪んでしまった世界では元の形を思い出すことができないかもしれない。だが、その影響を一切受けないものがあるならば、それを元にして元の世界を思い出すことができるかもしれない。そんな世界のバックアップとも言うべき「基準点」"

 ・・・・・・却ってわかりにくくなってしもうた・・。

 そうなんである。弘田三枝子は、「基準点」なのである。
 音楽を聴く上での、「基準点」なのである。
 だから、どんなにたくさんの音楽聴いて飽き初めても、あるいは、どんなに同じ曲延々と繰り返して聴いても、オレの場合、「弘田三枝子」さえ、聴けば、そいで、ゴキゲンになれるのである。弘田三枝子以外にそんな、ミュージシャンはいない。

 だから、別のミュージシャンのどんな音楽でも、聴ける。
 だから、別のミュージシャンの同じ曲何度も何度も、繰り返しても、聴ける。

 イヤになったら、弘田三枝子がある!

 この心強さ!
 
 今回の、弘田三枝子亡くなるというニュースは、それはそれはショックであったが、でも、弘田三枝子の音楽は、何一つ、変わらず、そこにあるのであると思えば、不謹慎だが、ちょっと落ち着く。

 オレにとり、「基準点」と呼べるミュージシャンは、ずっとずっと、「弘田三枝子」だけ、なのだ。

 そして、これからも・・・。
 
 合掌。


 
 

2020年7月4日土曜日

Mad Mad / Diseases (Alton Ellis, Michigan & Smiley)


Mad Mad / Diseases (Alton Ellis, Michigan & Smiley)

 最近は、クルマの中でもYoutubeのDJ Algoriddimミックスのヤツばっか、聴いてる。

 同じリズムトラックのヤツ(ヒューマントラック限定)、延々とつなげているヤツなんだが、もう、このところ、どっぷりたっぷりずぼずぼですわ。

 なんぼジャマイカの音楽が好きや、云うても、同じリズムトラックの曲を延々と聴くというのは、かなり覚悟が必要で、正直、今までのジャマイカの音楽を愛好してきた人間にとっては、「飽きて、飽きて、飽きまくってる」状態が基本だろう。精神的に余裕がないとアカンねん。今は、それができる時期かもしれん。

 じゃ、どこをどう楽しむか?

 例えば、上のミックスは、オリジナルはご存知「mad mad」。アルトン・エリス1967年のロックステディだ。このリズムトラック、おそらく、今現在もカバーされ続けてる。

 オレなんか、4:05のJennifer Laraの「Hurt So Bad」で、思う存分、Jennifer Laraの堂々とした歌声を堪能しまくって、惚れ惚れし、グッと来て、気持ちが高まったところで、ダブ(というかインスト)かまして、ちょっと焦れてきたところ、いきなり(6:13あたり)、Brigadier JerryのDJが入り、その瞬間、完全に持っていかれた。

 しかも、Brigadier JerryのDance In A Montreal、左チャンネルだけから、ポツポツポツ、泡が弾けるように、聞こえてくるので、もう、気持ち良いのって、なんのって。リディムに乗りまさに泡がぼつぼつ、現れては消えていく。泡の方のバブリング。
 DJ Algoriddimのテクニックというやつだ。

 

 みんなが「飽きた」音楽から、どうやって、新しい刺激を見つけていくか、聴き飽きた曲古い曲を、「今」、どうやって、楽しめるものとするか、これこそが、ジャマイカの音楽の音楽の魅力だと、言い切ってしまおう。

 だから、オレは、ジャマイカの音楽から、目を離せない。

 Jennifer Laraのスタワン盤CD、買いました!

 


 
 


2020年7月1日水曜日

令和2年7月1日

 スワローズ、勝つ。


 
 チャイカわいい。絶対! 
 「棺姫のチャイカ」(全12話)、「棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE」(全10話)(アマゾンプライムのアニメチャンネルで)観た。

 ほぼ、一気に、ダレることもなく、観ることができた。主人公チャイカが魅力的で、しかも、世界観と中心のキャラがしっかりしていると、どういう展開であっても、ぐんぐん、ついていける。

 ただ、最終話、ちょっとバタバタした感じで、もったいなかった。最終話ぐらい2回にわけて、じっくり、やって、もらえたら、もっともっと、良かったのに・・と思う。・・・思うが、そいでも、チャイカわいい! 短い、単語だけの会話、オレ、好き。

 恐ろしいもので、もともと、魔術、馬鹿にしてて、「魔術」と聞いただけでも、アッカンベーしながら、お尻出してぺんぺん、としてたものであるが、「とあるシリーズ」のおかげであろう、(おそらく、なんもわかってないのに)「なるほど~なるほど~」とわかったような気になっている。

 原作のライトノベルにも手を出すかもしれない。

 つくづく思うが、「最近のSFはどうもなー」とか云うてる場合ちゃうでぇ。今、あんときのオモロさ、おったまげ度、センス・オブ・ワンダーとか、そして、感動までも、「こっち」の世界に移っているみたい。

 なんで、「SF」がペーパーバック感喪い、少数のカシコしかわからんようなわかりにくいもんになったんか、わからん。まあ、そっちはそっちで、やっといて。
 
 (↓「棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE」(全10話)、アマゾンプライムへのリンク)

 

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