「元朝秘史」(中公新書)読み終える。
名前がややこしい、とか、昨日書いたが、あとワケのわからんエピソードとか広大な地理関係、それにさえ、慣れたら、あとは、もう、めちゃくちゃ面白かった。慣れた、というより、ややこしいとこ全部読み飛ばした、ちゅうことなのだが。
オモシロイのも、あたりまえもあたりまえ、ジンギスカンのイケイケ(モンゴル統一からそのままユーラシア大陸半分以上配下に納めるのだ)の話である。それに、ジャムハ、という魅力的なヒールや、優柔不断の王ハンのヘタレなヒールが出てきて、キャラが立ってオモロかった。
日活アクションの悪役のキャラにあてはめると、
例えば、テムジン(チンギス・ハーン)を石原裕次郎にすると、
ジャムハはもう、二谷英明で決まり。
王ハンは、金子信雄、
こうなると「赤いハンカチ」みたいになる。ジャムハはかなりの陰謀家のキャラになる。テムジン、小林旭なら、ジャムハは宍戸錠、王ハンは、やっぱ大坂志郎・・こうなると、渡り鳥シリーズだな・・・と、かなり不謹慎な読み方をしてしまった。そもそも、テムジンそのものが、裕次郎や小林旭ちゅうのにムリがあるわけであるが、まあ、学者になるわけじゃなし、まあ、エエか。