Fateシリーズに手を出す。
Fateといえば、ソシャゲではFGO(Fate Grand Order)、フツーにTwitterのトレンドを賑わす凄い人気のあるやつである。
アニメですら、15年以上続く膨大な物語の集合体で、オレみたいな素人が手を出してエエもんかどうかはわからんが、手を出し、例によって例のごとし、どっぷりハマった。観まくった。
最初のアニメといわれている「Fate/stay night」(2006)、セイバーがなんか、ダクネス(from 「この素晴らしい世界に祝福を」)に似てるなぁ、程度だったのが、例によって例のごとし、「セイバー好き・・」となってしまった。特に、Fate/stay night(2006)のエンディングは、じわーーーーーーーーーーーーーーっと来てしまい、芭蕉翁の「静けさや・・」を口ずさんでしまうほど、それはそれはすばらしいもんだった。
・・と、どっぷり、「セイバー好き」感満載で、次のシリーズ「Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS(2014)」に。
なんか、2006年の「Fate/stay night(無印)」のリメイクかと誤視聴していて、油断しまくっていたら、突然、主人公の「衛宮士郎」に対し、「てめぇ!この野郎」という思いが何故か、ふつふつと沸き起こった。セイバー推しとしては、許せん行為が多くなったためである。こりゃいかんと、思いつつも、そこは、オレの持って生まれた「業」というやつであろう、遠坂凛の、それこそ絵に書いたような「ツンデレ」に、惹かれたらアカン、惹かれたらアカンと自分に言い聞かせても、つい惹かれ、「エエのぉ」から「遠坂凛、好き」に。「やがて、ちょっと影の薄い「セイバー」の影がますます薄くなってしまった。
Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS(2014)」が、「遠坂凛ルート」と呼ばれるのを知ったのは、その後。
次に、
脳内で、オレの貧弱なアニメ知識を総動員して、「遠坂凛」のツンデレ度を御坂美琴(from 「とあるシリーズ」)、牧瀬紅莉栖(from 「STEINS;GATEシリーズ」)と比較し、「ツンデレとは?」という深淵なテーマに蟷螂の斧を振り回しながら挑み、軽く敗退してしまう始末である。
次に観た「Fate/Zero」は、「悪とは?」という壮大なテーマが奥底に流れている(と、勝手に思っている)のだが、ロリ「遠坂凛」が出てきたんで満足し、別シリーズの「Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア」では、遠坂凛そのものは、出演しない。出演しない・・・けど、イシュタルが・・・・・・・・・・。手塚作品のヒゲオヤジやランプみたいなもんである。遠坂凛そっくりというより、そのものの、イシュタルが登場してからは、これはもう、コスプレし、駄女神の要素まで、演じた「遠坂凛」を存分に楽しんだ。
まだまだ、「Fateシリーズ」ちゅうのは、こんなもんじゃなく、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン(以下、イリヤ)を主人公とした、「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」シリーズでは、ついに、「年増ツインテール」呼ばわり、である!
イリヤが「Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS(2014)」での扱いが、あんまりにも、あんまりだったので、それは良かったし、あたりまえだが、遠坂凛というポンコツでケンカばっかしとるやつより、イリヤやクロエの方がエエ。
まあ、オレが、Fateシリーズを語ろうとすると、どうしても、こういうふうになってしまう。アマゾンプライムビデオとwikiのおかげで、シリーズ一挙視聴というのが、簡単にできるので、ありがたい。
しかし、地元の風見鶏の館に、遠坂凛一家が住んでるとは、思わなかった。
間桐桜については、劇場版のfate/stay night ( heaven's feel )、観ていないので。