スワローズの館山、スゴい選手になりつつあるようだ。
【ヤクルト4―0オリックス】ヤクルトの館山は7回無失点で開幕から無傷の6連勝。昨年から続く連勝も「12」と伸ばした。打線は2回に田中の2号2ランで先行し、6回無死満塁で宮本が中前へ2点適時打を放った。オリックスは好機であと1本が出ず、13残塁。借金は今季最多の9となった。
いつのまにやら、開幕から6連勝、いつのまにやら通しで12連勝!!! ホームラン打者ばっかりずらっと並んだ打線でも、調子に乗ったら球場ごと神がかりになり、ワケのわからん力を発揮するチームではなく、水前寺清子の「365歩のマーチ」ように、一点一点セコく細かく細かく刻んで点を取り、3点取ったら2点とられ、いや2点とったら8点取られたりするチームなので、本当、良くやっていると思う。もちろん、館山に限らず、他の投手もそうだが。
さて音楽の話題。ここは、音楽のサイトというか聴いた音楽のことを書くブログのつもりだったが、何やらワケのわからんもんになってしまったが。
まあ、一度耳に付いたらはなれないフレーズというかメロディというか、ある。「パローレパローレパローレ」ちゅうのがそうである。
「甘い囁き」(レーオ・キオッソ (Leo Chiosso) とジャンカルロ・デル・レ (Giancarlo Del Re) が作詞、ジャンニ・フェッリオ (Gianni Ferrio) が作曲)という曲だ。
1972年、イタリアのミーナ(弘田三枝子の「砂に消えた涙」唄った人だ)とアルベルト・ルーポが唄った(というのか)オリジナルだそうだが、オレが当時、一番聴いたのは、アラン・ドロンとダリダのフランス語バージョン、もしくは、細川俊之と中村晃子の日本語バージョン。もちろん。わざわざレコード買ってまで聴いたのではなく、当時はラジオとかテレビでガンガンかかってたので、覚える気がなくとも無理矢理覚えてしまうほど。
特にオレなんかは、細川俊之のあまりにも歯の浮きまくったセリフが気に入り、いつか、「君という名の恋物語を ぼくはまだ おしまいまで読んではいない…」とか、「この世にたった一つ真実があるなら それは恋さ ぼくと君の真実」「自分をいつわらずに もっと心を柔らかく そうこの髪のようにさ」(「あまい囁き」訳詞杉野明夫より一部引用)を粋なねえちゃんの耳元でささやいたるねん、と青雲の志ってヤツを立てたが、爾来数十年、達成できずにいる。
今までにカバーした日本の歌手は以下のとおり。
[From あまい囁き - Wikipedia]
中村晃子、細川俊之(掛け合いの絶妙さが受け、『コサキン』『とんねるずのオールナイトニッポン』『うまいっしょクラブ(STVラジオ)』等の深夜ラジオ番組で人気を博す)
金井克子、野沢那智
宮下順子、水乃麻希(日本語詞をレズビアンの内容に制作)
ルー大柴、国分友里恵
山本リンダ、畠山昌久
烏丸せつこ、有田哲平(映画『パローレ』主題歌)
浜田雅功(ダウンタウン)がキッコーマンの焼酎のCMで歌っていたこともあった。
「あまい囁き」JASRACのDBで調べたら、他にも、日本人では岸洋子、河合奈保子の名が見えるが音源あたったわけでないので。
YouTubeには、なんと、オリジナルのミーナとアルベルト・ルーポの訳詞付きというのがあった。パローレ、ちゅうのは「言葉」ちゅうことやったわけですな。
ダリダとアラン・ドロンのヤツのも日本語歌詞が付いたやつがあった。まったく、頭がさがる。
両方とも、男が結局は押し切ることができず、女がパローレでうっちゃり、という感じか。で、下のようなお遊び(男と女のセリフ入れ替えたヤツ)が当然の如くあり、爆笑。
で、日本の細川俊之と中村晃子バージョン(残念ながら、唄のみ)。訳詞との比較する限り、日本の方がキザでホンマに歯が浮くセリフだ。ひょっとしたら、日本人はジゴロとかヒモに向いているのではないか?しかも、「夜明けにはまだ間がある」で終わっているから、結局、女は押し切れてしまうパターンみたいな気がする。細川俊之はキザという点においてアラン・ドロンを凌駕しとる。
こうなると、野沢那智と金井克子のヤツも聴いてみたいが、さすがにない。 で、宝塚の倒錯した世界(してないけど)の「あまい囁き」。月影瞳と轟悠という方なのだが、どちらがどちらがわからんが、「女性」の方、お色気、スゴい!!・・・が、もちろん、それは男装したホンマは女であるとこの男役に向けられた「お色気」なわけで、ワシらおっさん向けにダイレクトに向けられたお色気じゃないわけで、・・実はワシらおっさんには非常に難易度が高いのであーる。
はははははは。オチがついとる。さすが、関西。