2009年5月28日木曜日

あまい囁き

スワローズの館山、スゴい選手になりつつあるようだ。

【ヤクルト4―0オリックス】ヤクルトの館山は7回無失点で開幕から無傷の6連勝。昨年から続く連勝も「12」と伸ばした。打線は2回に田中の2号2ランで先行し、6回無死満塁で宮本が中前へ2点適時打を放った。オリックスは好機であと1本が出ず、13残塁。借金は今季最多の9となった。




 いつのまにやら、開幕から6連勝、いつのまにやら通しで12連勝!!! ホームラン打者ばっかりずらっと並んだ打線でも、調子に乗ったら球場ごと神がかりになり、ワケのわからん力を発揮するチームではなく、水前寺清子の「365歩のマーチ」ように、一点一点セコく細かく細かく刻んで点を取り、3点取ったら2点とられ、いや2点とったら8点取られたりするチームなので、本当、良くやっていると思う。もちろん、館山に限らず、他の投手もそうだが。

 さて音楽の話題。ここは、音楽のサイトというか聴いた音楽のことを書くブログのつもりだったが、何やらワケのわからんもんになってしまったが。

 まあ、一度耳に付いたらはなれないフレーズというかメロディというか、ある。「パローレパローレパローレ」ちゅうのがそうである。
 「甘い囁き」(レーオ・キオッソ (Leo Chiosso) とジャンカルロ・デル・レ (Giancarlo Del Re) が作詞、ジャンニ・フェッリオ (Gianni Ferrio) が作曲)という曲だ。
  1972年、イタリアのミーナ(弘田三枝子の「砂に消えた涙」唄った人だ)とアルベルト・ルーポが唄った(というのか)オリジナルだそうだが、オレが当時、一番聴いたのは、アラン・ドロンとダリダのフランス語バージョン、もしくは、細川俊之と中村晃子の日本語バージョン。もちろん。わざわざレコード買ってまで聴いたのではなく、当時はラジオとかテレビでガンガンかかってたので、覚える気がなくとも無理矢理覚えてしまうほど。


 特にオレなんかは、細川俊之のあまりにも歯の浮きまくったセリフが気に入り、いつか、「君という名の恋物語を ぼくはまだ おしまいまで読んではいない…」とか、「この世にたった一つ真実があるなら  それは恋さ ぼくと君の真実」「自分をいつわらずに もっと心を柔らかく そうこの髪のようにさ」(「あまい囁き」訳詞杉野明夫より一部引用)を粋なねえちゃんの耳元でささやいたるねん、と青雲の志ってヤツを立てたが、爾来数十年、達成できずにいる。

今までにカバーした日本の歌手は以下のとおり。
中村晃子、細川俊之(掛け合いの絶妙さが受け、『コサキン』『とんねるずのオールナイトニッポン』『うまいっしょクラブ(STVラジオ)』等の深夜ラジオ番組で人気を博す)
金井克子、野沢那智
宮下順子、水乃麻希(日本語詞をレズビアンの内容に制作)
ルー大柴、国分友里恵
山本リンダ、畠山昌久
烏丸せつこ、有田哲平(映画『パローレ』主題歌)


浜田雅功(ダウンタウン)がキッコーマンの焼酎のCMで歌っていたこともあった。

[From あまい囁き - Wikipedia]

「あまい囁き」JASRACのDBで調べたら、他にも、日本人では岸洋子、河合奈保子の名が見えるが音源あたったわけでないので。
 YouTubeには、なんと、オリジナルのミーナとアルベルト・ルーポの訳詞付きというのがあった。パローレ、ちゅうのは「言葉」ちゅうことやったわけですな。

 ダリダとアラン・ドロンのヤツのも日本語歌詞が付いたやつがあった。まったく、頭がさがる。



 両方とも、男が結局は押し切ることができず、女がパローレでうっちゃり、という感じか。で、下のようなお遊び(男と女のセリフ入れ替えたヤツ)が当然の如くあり、爆笑。



 で、日本の細川俊之と中村晃子バージョン(残念ながら、唄のみ)。訳詞との比較する限り、日本の方がキザでホンマに歯が浮くセリフだ。ひょっとしたら、日本人はジゴロとかヒモに向いているのではないか?しかも、「夜明けにはまだ間がある」で終わっているから、結局、女は押し切れてしまうパターンみたいな気がする。細川俊之はキザという点においてアラン・ドロンを凌駕しとる。

 こうなると、野沢那智と金井克子のヤツも聴いてみたいが、さすがにない。 で、宝塚の倒錯した世界(してないけど)の「あまい囁き」。月影瞳と轟悠という方なのだが、どちらがどちらがわからんが、「女性」の方、お色気、スゴい!!・・・が、もちろん、それは男装したホンマは女であるとこの男役に向けられた「お色気」なわけで、ワシらおっさん向けにダイレクトに向けられたお色気じゃないわけで、・・実はワシらおっさんには非常に難易度が高いのであーる。


 はははははは。オチがついとる。さすが、関西。


2009年5月25日月曜日

五月二十五日

 神戸、今日から、学校が普通通りになったのはええのだが、朝、何故か、クルマ無茶苦茶混んでいた。送り迎えの為だろうか、ようわからん。
 スワローズ負け、とうとう三連敗。ここいらで、ふんばって欲しいものだ。

 日曜日、本屋行く。村上龍の無趣味のなんちゃらとビートたけしのヤツを買おうと思ったが、あんまりにも活字がでかいんで、やんぴ。ブックオフに降りてきたら買うことにする。
 で、何を思ったが、ややこしいことをわかりやすい言葉でやしつこくしつこく書く、という橋本治関連の二冊。

"橋本治と内田樹" (橋本 治, 内田 樹)

"橋本治という考え方 What kind of fool am I" (橋本 治)
 まあ、すんなり読める、ちゅうわけには行かないので、当分、退屈せんですみますわ。 全共闘世代、大キライなので、内田樹氏は、どーも信頼できんのだが(理由 ともかく、1950年生まれだから)、ほぼ同年代生まれ(1948年生まれ)の橋本(http://ja.wikipedia.org/wiki/橋本治)は矢作俊彦と並んで例外的に好きである。

 おお、今日は「おねだり!!マスカット」の日だ。頑張って観るか、どうしようか。まあ、「おねだり」になって、人数増えたんで、まだちょっとこなれていない感じがするが、もともと、ぐだぐだになることを恐れないであれやこれややっているうちに、ものスゴいもんが出てくる番組だから、しゃあない。

2009年5月22日金曜日

アホな小学生たち

 スワローズ、今日から日ハム、無事勝つ。

どーせ、明日はダルビッシュ出てくるんだし。まあ、今日はなんとか勝たせてもらいました。ホンマ、今年は一点でもリードしたらそれを守りきれたりするので、うれしひ。


 さてさて、新型インフルエンザ騒動、今週一週間まるまる休校になった神戸市内の小学生中学生諸君、自宅待機で何をしとるかと思えば・・

二十一日午後三時五十分ごろ、神戸市須磨区古川町二、阪神高速西行きの若宮ランプ付近を走行中の車から、「小学生くらいの子ども数人が自転車で高速を逆走している」と一一〇番があった。


 白昼堂々なんちゅうことすんねん・・・アホすぎて、涙がでてきた。アホすぎて涙出てきたのは、久しぶり。三十年ぶりぐらいか。
 もちろん、「休校」で暇持てあました高校生諸君がどっと街にくりだし、マクド、カラオケボックス、ゲームセンター等でぶびぶひ云わしとるのは知っとるが、その程度のアホさ加減では涙までは出ない。


 高速道路自転車で疾走・・・オレが今の小学生なら、チャレンジしたい項目である。だからこそ、涙が出るほど情けないのであーる。

 日本は日本人は(まあ、正確にはもっと狭い範囲、「須磨の小学生」は)この40年何一つ進歩していないではないか!!高度成長終わり、ニクソンショックオイルショックを乗り切り、バブル、バブル崩壊、ゆとり教育に格差社会、金融崩壊、忌野清志郎死去、世のつれづれは変わるとも、須磨の小学生のアホさはなーんも変わっていないのであーる。日本はまだまだ発展途上国じゃ、ざん切り頭を叩いてみれば、文明開化の音がする、ちゅうようなもんであーる。


 高速道路、チャリンコで逆走、それも集団で、ちゅうのは、もちろん、ちょっと間違えれば大惨事だし、というよりバレて捕まったら、親呼ばれて大騒ぎになるのが、当時小学生のオレにしてみれば、それだけは何よりも怖いことだし、今のアホ小学生より別勉(塾のこと)行っとった分、もうちょっとカシコだった思うので、もう少しセコく安全な風にアレンジするだろうが、所詮は、仲間ウチで話のネタにして爆笑するための行動、学級で一躍ヒーローになりたいが為の行動、学校に伝説を残したい行動であるわけで・・・・ホンマ、アホやなあ。

2009年5月20日水曜日

まー君には、やっぱ、勝てなかった

 まー君には、やっぱ、勝てなかった・・・。由規、がんばったのだが。
 しかし、日本ハムが讀賣をやっつけてくれたんで、まあ、良しとせなあかん。

2009年5月19日火曜日

讀賣、大敗して、東京ヤクルトスワローズ勝つ

讀賣、大敗して、東京ヤクルトスワローズ勝つ。よかったよかった。でも、楽天、まー君とか岩隈とか出てくるんやろ。

2009年5月17日日曜日

ヤクルト五連勝!!!!

 スワローズ勝つ。最少得点差で。讀賣との差はでかいが、すがりついていって欲しい。

2009年5月16日土曜日

DVDが安くなったりしてる・・・

 神戸祭りなのに、雨。

離宮公園の花火が虚しく夕方、ぽすぽす言うていた。
かててくわえて、神戸東部の高校では、豚インフルエンザだし、うーん、神戸はどうしてこうも、かつてのエイズ騒動から震災とか、都市的に「不運」なのか、わからん。まあ、民主党も、不運な結果に終わってしまいましたね。

 スワローズ、またも、阪神タイガースに勝つ。
 しかし、敵ながら大丈夫だろうか。正直、スワローズ、打線、ボロボロなのだが、肝心のタイガース、途中から突然やる気が明らかに無くなってしもてた。やっぱ、金本に引っぱってもらわんと、ノれないのかな。・・・ちゅうて、こうやって、勝ったもんだから調子に乗ってると、明日以降、突如金本がスワローズ戦に限ってバカ調子出して、ボロんちょろんにやられてしもたりして・・・くわばらくわばら。
 
 アマゾン、なんかDVDがすごく安くなっている。
 たとえば、マリリン・モンローのボックス、これなんか、定価が2万円越えるのに、なんとまあ、 4180円である。七枚組で、この価格なのだ。

"マリリン・モンロー コレクション1 [DVD]" (ジョセフ・ニューマン, ハワード・ホークス, エドマンド・グールディング, ロイ・ベイカー, ジーン・ネグレスコ)
<作品内容> ■恋愛アパート(1951年度作品) キュートで誘惑的なマリリンの魅力満載! 新米大家と店子たちが繰り広げる恋愛アパートの人間模様。人生って面白い! 監督:ジョセフ・ニューマン 出演:ウィリアム・ランディガン/ジューン・ハーバー/マリリン・モンロー

■モンキー・ビジネス(1952年度作品)
マリリンのコメディエンヌぶりが楽しめる、賑やかで夢あふれるファンタスティック・コメディ!
監督:ハワード・ホークス
出演:ケイリー・グラント/ジンジャー・ロジャース/マリリン・モンロー

■結婚協奏曲
初々しいマリリンの魅力満載!(1952年度作品)
そんな、結婚が無効なんて……! これってラッキー? それとも?……
監督:エドマンド・グールディング
出演:ジンジャー・ロジャース/フレッド・アレン/マリリン・モンロー

■ノックは無用(1952年度作品)
陽気なセクシーガールから大きな転身をみせたマリリン主演のスリリングな本格派サスペンス
監督:ロイ・ベイカー
出演:リチャード・ウィドマーク/マリリン・モンロー/アン・バンクロフト

■百万長者と結婚する方法(1953年度作品)
マリリン・モンロー、ベティ・グレイブル、ローレン・バコール共演で贈るロマンティック・コメディ
監督:ジーン・ネグレスコ
出演:マリリン・モンロー/ベティ・グレイブル/ローレン・バコール

■ナイアガラ(1953年度作品)
魅惑の"モンロー・ウォーク"初披露!演技力も高い評価を受けたマリリン代表作の1本!
監督:ヘンリー・ハサウェイ
出演:マリリン・モンロー/ジョセフ・コットン/ジーン・ピータース

■紳士は金髪がお好き(1953年度作品) セクシー&コミカルなマリリンの魅力が炸裂!見所満載の豪華ミュージカル・コメディ! 監督:ハワード・ホークス 出演:マリリン・モンロー/ジェーン・ラッセル/チャールズ・コバーン

 エイリアンのシリーズもんも、8枚組で3,000円という投げ売り状態である。カスタマーレビューでの☆は少ないが、定価(15,000円)ベースで高いとかの話。三千円だったら。


"AVP コレクション BOX [DVD]" (リドリー・スコット;ジェームズ・キャメロン;デイビッド・フィンチャー;ジャン=ピエール・ジュネ;ジョン・マクティアナン;スティーブン・ホプキンス;ポール・W・S・アンダーソン)

 あと、400円とかで殺しのドレスやらキャリーやら。レンタル並である。
 なんでなのか、ようわからん。ブルーレイがどうのこうのとか、の影響だろうか。
 ちょっと最近、主題曲(ニルソンの「うわさの男」)が気になり、サントラでも買おかと思てた「真夜中のカーボーイ」ですら、612円。こうまで安いと、サントラ買わんと、DVDからあれやこれやして、動画にして聴いた方がエエわけで。
真夜中のカーボーイ [DVD]" (ジョン・シュレシンジャー)

 アメリカのニューシネマと呼ばれる一連の作品の中では、今、観返してもええかなぁ、と思える数少ない作品である(音楽とジョン・ボイドの朴訥ぶりがエエ)。

2009年5月13日水曜日

アタシをトラルファマドール星へ連れてって

  「スローターハウス5」、届く。早速、観てしまう。戦時中のドレスデン、現在(ちゅうても1950年代アメリカ)、そして、トラルファマドール星を行ったり来たりする展開なのだが、その繋ぎが全く気にならない。完全なシームレス。素晴らしい。奥さんのキャデラック事故あたりから、涙ぐみっぱなしになる。ま、そういうものだ。

 テレビで観たのは、高校か浪人中だったか。吹き替えのトラックも入っていたので、カットした部分とかわかって良かった。あの女優さんのおっぱいばんばん見えとったがな。ま、そういうものだ。

 ヴォネガットが「小説よりよくできている」と云っただけあって、映画というフィルター越しであっても、広島長崎に匹敵するほどひどかったといわれるドイツのドレスデン爆撃を捕虜の米国兵として体験したヴォネガットならではの「何か」が伝わってくる。

 その「何か」がホンマは一番大事なのだ。オレにはうまく、よう説明できへんが、ま、そういうものだ。


 そいで、最近のうちの国で使われる「平和」「戦争」ちゅうもんがどんどん、 使い方が難しいだけの厄介な単語みたいなもんになっているのは、ホンマに体験した人たちがおらんようになってきたためやないか、という単純で簡単なことに気がつく。無理矢理、戦争を風化させたらアカン、として新聞とか終戦記念日あたりになにやら、やっているが、すっかり風化してしもてることに気がつかず、無理矢理、断片だけを取り上げたり、理屈とか駆使しまくってあれやこれやこじつけるから、もう、何の意味が無い。そもそも、憲法の一文如きで、人類が一番好きなこと、放棄したり、やるの我慢したり、来るのを拒否できるわけないじゃないか。そういうものだ。
 
 ・・・しかし、DVDには封切り時のチラシが入っていて、同時上映が「アメリカン・グラフティ」というのだから!ま、そういうものだ。
 
 今夜はスワローズ、勝つ。ま、そういうものだ。

 http://ja.wikipedia.org/wiki/スローターハウス5

 

"スローターハウス5 [DVD]" (ジョージ・ロイ・ヒル)

2009年5月11日月曜日

日記

 今回の朝のNHK連ドラ、メチャクチャオモロイやんけ。前のまなかなのが最悪だったこともあるが。困り顔の多部未華子がエエ。だいたい、この前なんか、意味もなく唄にあわせて踊ってた。ドラマちゅうのは、コテコテでええねん、ウソくさくてええねん。街道てくてく旅も始まったし。卓球のねえちゃんよりこっちがどっちかというと、タイプなんじゃ。
 
 それはそうと、だいたい、高校生の分際で「短期留学」、ちゅうていったい何やねん??しかも、いらん病気貰てきて・・・と思てたのだが、行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず、しかし、今頃というか今さら、小沢一郎、辞任か、人生やのぅ

 会見見たが、「身をなげうつ」とか云うんで、カッコええと思たが、どうもそれは党とか選挙のためみたいだし、しかし。もう、ワケわからん。なんか深い深い考えあってのことと思うが、その「深い深い考え」そのものが鬱陶しいだけ、オレみたいなアホな有権者にそれを考えろ、ちゅうのはあまりにも酷な話やで。

 あー、もう、「おねだり!!マスカット」でも見て憂さ晴らして寝よっと。

 

2009年5月10日日曜日

ミレニアムの5.a.m 2009/05/10

 晴れて気持ちいい。洗車等する。


 しかし、連休中、中途半端に高速1,000円ちゅうので、篠山とか近場ばっか、意味もなく走ったものだから、連休中使った高速代が一万円を突破してしもた。篠山あたりなど、高速使わんと行った方が、田園風景やカーブのオモロイ山道とかあって退屈しないのだが。

 スワローズ、今日は勝つ。ホンマ調子エエ。ところで、昨年、スワローズは某在京球団に大きく負け越し、他球団の心ないファンより、「讀賣の犬」「讀賣優勝のMVP」とかボロクソ云われ、生まれて初めて「忸怩たる思い」にどっぷりつかったものだが、今シーズンはそういう心ないことを云ったファンが応援する球団、二つ揃って、きっちり「讀賣の犬」化しとる。ざまあみやがれと云いたいが、肝心のスワローズ、今季は、対讀賣、勝ち越せとは云わん、でも、せめて昨年の勝ち星を上回って欲しい。

   
  最近、音楽ネタが少ないのは、軟弱に走ってしもて、ゆったりした、たるーい、ヤツばっか聴いとるからだ。


 特に、日本のソフトロックっぽい集めた「ソフトロックドライヴィング」シリーズは数年前にバカみたいに聴いていたのだが、肝心の「ソフトロック」と呼ばれる、欧米のヤツは聴いたことなかったり、遙か昔、意識せずして聴いてただけである。

 だいたい、ワシらが若い頃「ソフトロック」ちゅう呼称すらあったかどうかなのだが、 だいたいオレが知らんのも、それはその筈。

この言葉がやっかいなのは、同じ言葉でも海外と日本で認識の異なる点である。(中略)・・・・日本では、東芝音楽工業(現在のEMIミュージック・ジャパン)から当時リリースされたハーパース・ビザールやアソシエイションのアルバムに「ソフト・ロックの王者」「ソフト・ロックのチャンピオン」などのキャッチフレーズが付けられていた。当時の担当者の談によると、「自然発生的に流通しており、それを拝借した」という。だが日本でも世界でも、文化的ムーブメントもなく、以降もこの言葉が定着することはなかった。
1980年代なかばから、フリッパーズ・ギターやピチカート・ファイヴの小西康陽などの渋谷系アーティストがこの方面のレコードを取り上げ、その影響下にある作品を発表。また『ソフト・ロック―Soft rock A to Z』を発行した音楽誌「VANDA」がこのジャンルを積極的に取り上げ、再評価、レコードの再発売が進んだ。これによりソフトロックという名称が定着化し、現在に至る。

[From ソフトロック - Wikipedia]

 まあ、そもそもは、レコード会社のおっさんがでっち上げたワケやな。後半での最近のソフトロックちゅうのは、「渋谷系」ちゅうヤツが一丁噛みも二丁噛みもしとる。

 オレはどうも、「ピチカート・ファイヴの小西康陽」ちゅう人が好きじゃなく、というより、平たく云えば嫌いで、もちろん会って話したワケじゃないから、人物が嫌いとかじゃなく、選曲した音楽やら作った音楽が嫌いなのだが。

 それに渋谷系のオシャレな兄ちゃん姉ちゃんたちがカフェでお茶飲んでいる時、多分おそらく、いくつものデカいウーファがぼこぼこ云うとる不健康極まりないとこで、地べたに這いつくばって、ジャマイカの小汚いジジイが作り出したひんまがりに曲がったダブを大音量で聴いてた筈だ。

 ちゅうことで、随分遠回りになったが、まあ、どこの誰がどうだって、曲そのもの好きになったら、そんなの関係ないワケで。

 そいで、この曲だ。ミレニアムの 5 A.Mちゅう曲だ。このタルさについ、やられてしもた。

ミレニアム、ちゅうのはどういうグループなのか、探してみたが、みんな知っとるのか、詳しく出てない。しゃあないからCD発売元ソニーからのリンクはっておく。

60年代のアメリカン・ポップスはコーラス・グループが華やかに活躍した時代です。さわやかなハーモニーでビーチ・ボーイズやママス&パパスなどがヒットを飛ばしておりました。彼らはカリフォルニア・サウンドと総称されました。このミレニウムという7人編成のグループもその一つです。中心人物はカート・ベッチャー、父が軍隊にいた関係で岩国に住んでいたこともある人です。1962年ゴールドブライアーズを結成フォーク・ロック系のグループでした。当時斬新なハーモニー・ワークが注目されましたが商業的成功はなく紆余曲折がありミレニウム結成となります。本作はその唯一のアルバムで1968年7月に発売しましたが前衛的であるという理由でプロモーションされずに失敗しました。このグループを他の60年代グループから際立たせているのはベッチャーのコーラス・ワーク、ヴォーカル・アレンジの手腕とスタジオ機材と技術の活用でした。16トラックでいち早くレコーディングされていることです。音はといえば素晴らしいポップ・サウンドが聴かれ天才カート・ベッチャーの面目躍如とした、発売当時より歳月とともに評価が高くなっていく名盤です。

[From Soft Rock]

 まあ、細かいことはどーだってエエ。音にハマればええんであーる。アルバムでは、他に「I Just Want To Be Your Friend」がエエと思たが、他はどうもこうもありまへんわ。キンクス聴きたくなったりした。
 下に、アマゾンへのリンクはっておく。最初のがオリジナル、次のが、オレが買った(今よりもっと安かった)、3枚組の62曲も入ったヤツだが、全部聴こうとしても途中であんましにもかったるくなってヤンピしとる状態であーる。

"ビギン" (ミレニウム)

"Magic Time: The Millennium/Ballroom Sessions" (The Millennium, The Ballroom)

2009年5月9日土曜日

「トランジスタラジオ」に捧ぐ

スワローズ、負けるが、あんまし勝ちすぎても怖いだけだから。

 それはそうと、今日は忌野清志郎氏の葬式があったそうだ。あんまし、騒がれてしまうと、何故か冷めてしまう。

 

オレは、これからも、死ぬまでずっと、オレの「知らないメロディー、聴いたことのないのヒット曲」ばっか探しては、それを聴きまくったることになるだろう。
 まあ、キミらは涙のひとつもこぼして「ありがとう」とか云って、そろそろ教室に戻って真面目に教科書広げていなさない。

2009年5月4日月曜日

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